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「自然」という言葉は仏教の言葉でなく、老荘の思想からきたって本当?
よく、明治時代に"nature"の訳語として、自然という言葉が使われたといいますが、この言葉はもともと仏教ではなくて老荘の思想からでてきた言葉と言う先生がいます。これは本当でしょうか? 根拠を教えて下さい。それとも間違っているのでしょうか?
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自然は、老荘思想の"無為自然"からきているのではないですか。仏教用語という説自体が初耳ですが。あまり梵語のようには思えません。 般若、菩薩などは梵語からきているようですが、自然は"おのずからしかり"と書き下し文で書けますので漢文のような気がします。
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追加です。 Googleで、"西周 自然"で検索するとそれらしきサイトもあるようです。西周のほうが有力みたいです。 失礼しました。
お礼
自然とnatureについて書かれた「翻訳の思想」柳父章、平凡社選書を古本で入手しました。この本に、色々と書かれてあるようなので現在読み進んでおります。”西周 自然”についても検索をかけてみます。 ありがとうございました。
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まだ締め切られていないので、自然の訳語は西周だったかもしれません。孫引きの本がまだ思い出せないのではっきりしないのですが。
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>彼の著作に出てくるのでしょうか?お教えいただければ幸いです。 訳語の件は孫引きです。孫引きである上に、孫引きの本を本棚をひっくり返して探したのですが、見つからなかったので、はっきりしません。頭の隅に残っていたので何かのヒントになるかと思い書きました。
お礼
親切な回答、有り難うございます。私の方でも調べてみます。
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私の仏教や老荘思想に対する知識は、釈迦の悟りの内容は何かに興味があり、それを調べている時に知った程度です。 日本の仏教用語は、梵語の発音を中国人が漢字に当てはめたもののようです。 ですから、もともとの仏教の思想の入った言葉にはあまり漢字を見て意味の取れるものはありません。漢字が漢文の書き下し文のように意味が取れるものは、中国発のものだと思います。 自然の訳語を考えたのは、西田幾多郎だったかと思います。違っているかもしれません。
お礼
ありがとうごうございました。西田幾太郎が考えたとは、知りませんでした。彼の著作に出てくるのでしょうか?お教えいただければ幸いです。 それと梵語の発音を漢字に当てはめたのが仏教用語というのはなるほどと思います。やはり、仏教も中国に入り中国思想に影響を受けたのですね。
お礼
有り難うございました! ご存じのように、仏教の言葉に自然法爾(じねんほうに)という言葉があります。これの由来を知りたかったのですが、そうすると仏教は中国で老荘思想にある”無為自然”を取り入れて、自然という概念を形成したことになりますが、それでいいのでしょうか? それと、明治に”nature”を自然と訳した方は誰でしょうか?ご存じでしたらお教え下さい。よろしくお願いいたします。