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フューチャー・イズ・ワイルド

一昨年あたりからディスカバリー・チャンネルで放送されているものです。内容は“人類が滅亡した後、○○万年後の地球はこうなる”といった類のものですが、私の知る限りではこのような内容はTVであれ出版物であれこの『フューチャー・イズ・ワイルド』に限らず、これまでにもたくさんありました。 そのなかで私としては唯ひとつ気になることがあります。それは<クジラやイルカに関する事柄>です。これまでどの生物学者が描いたシナリオでもだいたいその結末は“クジラやイルカなどの子孫が海から陸に上がり、やがて知的生物として繁栄する”といった類のものでした。 (くだらない話に思えるかもしれませんが…)このようなシナリオを描かれるのは主に欧米の生物学者ですよね。彼らはもしかしたらクジラやイルカなどに対して神聖視する傾向というか親近感がとても強いのでしょうか? 仮にヨーロッパの上流及びインテリジェンス階級の人々の間で(…主にそのような階層のなかから学者の人々は生まれてくると思いますので)そのような思想というかバックグラウンドがあるのならこのようなムーヴメントの結末が共通する背景もなんとなく理解できるような気がします。ヨーロッパにおける知識人たちの思想背景にクジラやイルカを特別視する風潮などは果たしてあるのでしょうか? もしそれであるならば捕鯨に対して反対姿勢をとり続ける背景もなんとなくわかる気がするのですが…。 カテ違いかもしれませんし、もしかしたら物凄くくだらない質問をしているかもしれません。ご了承頂けますようよろしくお願いします。

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  • tanuki4u
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回答No.3

クジラやイルカを生物学者が…というのは、30年くらい前の「流行」ですね。 当時の考えとして、脳みそが大きなやつが偉い!というのがありました。 ※ ですから、当時の人類発達モデルでは、まず、大脳が成長して他の動物と違うようになったので、人類は偉くなったというものでした。現在では、発掘によって、このモデルは否定されています。まず人類の先祖は、二足歩行した。その後で大脳が発達した。動物と人類を分けるのは、大脳の大きさではなく、二足歩行したかどうかである。 ということで、最近の「人類後」モデルでも、大脳を基準に考えるのではなく、多様に進化できる余地を残している種が、適応放散していくというものです。 クジラ・イルカ類は、現在の生活に適応しすぎているので、「人類後」の主役にはなれないと考えられているようです。 ちなみに、クジラ・イルカへの欧米人の偏愛は、自分たちが「鯨油」という灯油を取るために、乱獲しちゃったという、贖罪から来ています。

mustapha13666
質問者

お礼

>30年くらい前の「流行」ですね。 >乱獲しちゃったという、贖罪から来ています。 ありがとうございます。これで“疑い”を晴らすことができました。ちょっと「感動」に近い感情すら感じている次第です(笑)。 欧米諸国も過去には同じ「捕鯨」をやっていた訳ですが、その理由とか必要性は日本と欧米では違います。いくらその「贖罪」という気持ちからであろうとも我々日本人にも同様のスタイルを“押し付け”てくる感じは好ましいものとはいえませんよね。…でも、スポーツ界における突然のルール改正とか政治力学の上でも同じように日本が苦杯を舐めさせられるような、そういうことってよくありますよね~(苦笑)。

その他の回答 (2)

  • souziki
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回答No.2

よくわかりませんが、神聖視というのはちょっとあるかもしれません。 けど、捕鯨反対はただ単に、欧米諸国に鯨を食す、といった文化がないだけの食わず嫌いだと思いますよ(苦笑 精神的には発展途上国的発想だと思わずにいられないんですけれど。 アメリカの北の方の州などでは、鯨を食べる習慣もあるそうですが……。 言ってみれば、外国人が刺身嫌いなのが多いのと同じ感覚じゃないかなって。 でも、やたらとイルカを持ち上げるところは不可解ですよねー…。 ギリシア神話などでは、イルカは海の使いとされてるところもありましたし。 あのシャープな体形とかが、欧州人の心を掴むんでしょーか。よくわかりませんけれど。 えーっと、すいませんでした。

mustapha13666
質問者

お礼

>やたらとイルカを持ち上げるところは不可解ですよねー…。 >ギリシア神話などでは、イルカは海の使いとされてるところもありましたし。 映画『グラン・ブルー』なんかを観ていると“人は穢れてしまう存在。だけどイルカは穢れを知らないままの聖なる存在”とでもヨーロッパの人々は捉えているのかな~と思ったこともあります(映画そのものは私的にフェイバリットな作品なんですけど…苦笑)。 ギリシア神話ではイルカは“海の使い”として描かれているんですか~。…知らなかった(そういえばそんな箇所があったような)。(詳しくは存じませんが…)ルネッサンス以降、ヨーロッパの知識人たちは古代ギリシア・ローマ時代の自由闊達な風土に想いを馳せる傾向もあるみたいですからね。そこにイルカが象徴的なシンボルのひとつとして、もしかしたら存在しているのでしょうかね。…ありがとうございます。

noname#30758
noname#30758
回答No.1

『フューチャー・イズ・ワイルド』はクジラ・イルカ類の繁栄を描いておりませんが……(少なくとも書籍版では)二億年後の知的生物はイカだったはずです。 前作ともいえる『アフターマン』も同様、クジラ類は早々に絶滅してそのニッチを大型化したペンギンが埋めています。 >これまでどの生物学者が描いたシナリオでもだいたいその結末は >“クジラやイルカなどの子孫が海から陸に上がり、やがて知的 >生物として繁栄する”といった類 そういった傾向があるとしたら(SF小説『地球の長い午後』にはイルカが出てきますね)、単にクジラ・イルカは知的水準が高いから知的生物への進化の道筋がたどりやすい、ということなのかもしれません。

mustapha13666
質問者

お礼

すみません“デッカイ烏賊でし(す)!!!”たね。 [“新人。釣れたか???”という問いに対する中居くんの答えじゃありませんが(某CMより)…苦笑] >単にクジラ・イルカは知的水準が高いから知的生物への進化の道筋がたどりやすい、ということなのかもしれません。 単純にそのように考えるべきなのかもしれませんね。早速のご回答、誠にありがとうございます。

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