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寒天の固まる事について
生物の実験ではスラントや固形培地を作る時に寒天を多く使いますが、なんで固まるんですか? あと、もし実験をしていて寒天が固まらなかった場合はどのような原因が考えられますか???
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MiJunです。 追加情報(?)です。 以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「寒天の科学」 「寒天」に関して纏まったサイトのようです。特に「凝固点と融点」・「ミネラル」等のページが参考になります。 さらに実験条件は違いますが、 ●http://www.kgef.ac.jp/ksjc/ronbun/880440s.htm (ゲルの保水性について) ここでは寒天ゲルを形成させてからの実験でしょうが、「EDTA」等の影響を考察してます。 寒天培地を作成した経験がありませんので、ここからは素人推測ですが・・・・? EDTA添加により寒天中のCa(II)等のイオンが補足(?)されて多糖の水素結合形成阻害が起こるのでは・・・? 勿論、添加するEDTA濃度に依存するかもしれませんが・・・? あるいは「寒天の科学」のサイトにあるように「凝固」温度の問題もあるかもしれません・・・??? ご参考まで。 補足お願いします。
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以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? ◎http://www.hosp.msic.med.osaka-cu.ac.jp/koho/vuniv97/nisi7.htm 「食品の物性とゾルーゲル転移」 >もし実験をしていて寒天が固まらなかった場合はどのような原因が考えられますか??? 何か特別な添加物等を加えていないでしょうか? 補足お願いします。
補足
Fe(lll)EDTAを加えました。2%の寒天溶液に約1%ぐらい入れました。液体というわけではないのですが、どろどろした状態になりました。
ゲル材料一般に 寒天などのゲルを作る分子は紐状に長く.枝に水が水素結合で結合しやすい構造になっています。水分子を使って.水素結合で樹状の高分子を形成します。 もし.紐状ではない形状に分子が変形したらば.水分子が関係した水素結合で樹状構造を取れませんので.ゲルにはなりません。 ということで.紐状に長く伸びないで.紐の固まりのような分子構造になるとゲル材料は固まりません。脱水や末端OHと結合してしまう物質だったり.紐を切断してしまう物質が入っていたりした場合です。
お礼
私は、ゲル材料は勉強したこと無いのですが、とてもわかりやすかったです。寒天って言うのは生活にも、実験にもありふれたものですが、つきつめて考えてみるとこんなにおもしろいものなんですね。授業でやるときっとわからなかったと思う内容をわかりやすく説明していただきありがとうございます。
お礼
大変参考になりました。ありがとうございます。大変詳しく寒天のことについて勉強することができました。サイトを見て思ったのですが寒天というのは身近にある割にいまだにわかっていないこともあるのですね。EDTAの濃度を低くするとかたまりました。自分はCa((2))等のイオンの補足の可能性のほうが高いと思います。どれだけ高いEDTA濃度の寒天ゲルを作れるかやってみようと思います