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法科大学院の適正試験過去問についての疑問
- 法科大学院の適正試験過去問についての疑問について解決方法を求めています。
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- 問題の解説について特に(4)と(5)の解説が納得できないので、正しい解答について詳しい解説をお待ちしています。
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ごめんなさい。 元問題はわからないのですが、こういうのが好きな者ですから、野次馬的に参加させてください。 まず、「Bが正しいとき、必ずAも正しい」ですが、Bは「乗り物アと乗り物イを双方とも使用しなかった人は遅刻しなかった」を示していまして、これからは、「Bの人だけが遅刻しなかった」と限定解釈する方法と「遅刻しなかった人の中には、Bの人が全て含まれる。(Bの人は、遅刻しなかった人総数の一部)」と解釈する方法があります。 「Bの人だけが遅刻しなかった」とした場合、A「遅刻した人は乗り物アと乗り物イを両方利用していた」は正しいことになりますが、後者「Bの人は、遅刻しなかった人総数の一部」の場合には、「乗り物アと乗り物イを両方利用した人」の中にも遅刻しなかった人が居る可能性が出てきます。 つまり、Bの定義が正しくとも、Aの「乗り物アと乗り物イを両方利用した人」が遅刻した可能性も有れば、遅刻しなかった可能性も有ることから、Aの定義である「遅刻した人は乗り物アと乗り物イを両方利用していた」と断言できないことになります。 故に、Bの定義が正しくとも、Aの定義は正しいかどうか判らない=誤り ということになります。 また、「Cが正しいとき、必ずAも正しい」ですが、Cは「乗り物アを利用した人は遅刻しなかった」を示していますが、これを「乗り物アだけを利用した人」と限定解釈する場合と、「取りあえず乗り物アを利用した人」と解釈すれば、Aの「乗り物アと乗り物イを両方利用した人」もCに含まれる可能性があります。 つまり、Cの「乗り物アを利用した人」=「乗り物アだけを利用した人」と限定解釈すれば、Aは正しいことになりますが、Cに「乗り物アと乗り物イを両方利用した人」までがが含まれると解釈すると、「乗り物アと乗り物イを両方利用した人」は遅刻しなかったことになり、Aは正しくないことになります。 故に、Cの定義が正しくとも、Aの定義は正しいかどうか判らない=誤り ということになります。 これらは、「○○は」を「○○だけ」と解釈するか否かの違いを判断させる問題と思いますが、行政(行政法)の世界では、実務的に良くある話のように見受けられます。
お礼
savagemaniacさんありがとうございます。これまでは、型にはめた解き方(ド・モルガンの法則やベン図を使ったもの)しかしてませんでした。この解き方は感覚的にわかりやすくてすごく納得がいきます。この解き方も参考に試験(今月末なんです・・)に向けやっていきたいと思います。また何かの際にお世話になることがあるかもしれませんがよろしくお願いします。追伸 お名前のサベージってスズキのシングルアメリカンですか??私もバイク大好きなんです。