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Homer-Emmons反応とWittig反応

Homer-Emmons反応では主にE体が生成されWittig反応では主にZ体が生成するのはどうしてですか? レポートで困っているのですが、本で調べてみても分かりませんでした。分かる方教えてくださると嬉しいです。 また、Homer-Emmons反応において、E体・Z体の生成比はどの様にして決定できるのかも教えて頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。

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回答No.1

質問にはっきり答えられるわけではありませんが、ちょっとコメントしてみます。 まずWittg反応とHorner-Wadsworth-Emmons反応の参考URLを載せておきます。 それによると、Wittig反応では、『不安定イリドからはE-オレフィンが、また安定イリドからはZ-オレフィンが生成する。』『溶媒によってE/Zは左右する。』 Horner-Wadsworth-Emmons反応では、『反応は一般的 に E選択的であるが、反応例のような試薬を利用するとZ選択的になる。』 のような感じで、質問文に書かれているように、『Homer-Emmons反応では主にE体が生成されWittig反応では主にZ体が生成する』とはっきり言えるわけでもないようです。 不安定イリドの場合にE体ができやすいというのは、C-Cが結合したときのニューマン投影式を書いてみて、そこからO-とP+がsyn脱離することを考えれば、一応説明はつきます。E体ができるような中間体の方が立体障害の点で安定ですから。 ただZ体ができるときの機構や原因などはちょっとわかりません。

参考URL:
http://www.chem-station.com/odoos/data/one-ene1.htm、http://www.chem-station.com/odoos/data/one-ene2.htm

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