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わたり制度
最近新聞を見ていましたら 公務員の人事・給与に冠する記事の中で 「わたり」制度というキーワードがありました。 このわたり制度についてネットで調べてみたのですが なかなかうまく理解できません。 どなたか教えていただけないでしょうか?
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「高級官僚」といわれるいわゆる「キャリア公務員」は、一般的な職員の退職年齢よりも早く公務員を退職することになります。 (同期が事務次官になったら勇退、などの慣行があります。) その際に、役所が関係する法人や団体等に次の就職先を世話する慣習があり、これが「天下り」とよばれるものです。 そして天下った本人は数年間の勤務の後、その就職先を辞職し、再び別の天下り先の斡旋を受け、次の就職先へと移っていきます。 このように、元公務員が短期間に退職→再就職を繰り返すこと(そして、そのたびに高額の退職金等を受け取ること)を、渡り鳥が住む場所を変えていくことになぞらえ、「渡り」と俗称することがあります。
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- shkwta
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公務員の給料は、職員それぞれ「××職給料表(△)◇級▲号級」というように発令されています。 給料表は、たとえばこういうものです。↓ http://www.pref.shizuoka.jp/zinzi/15kyuuryou.htm ××職は仕事の種類。たとえば、行政職、技術職、医療職、教育職などです。(△)は、それぞれの職種の中で小区分する場合に番号が入ります。「◇級」は、職階によって決まる給料の系列、「▲号」は勤務年数や勤務成績で昇給していく順序をしめす番号です。 勤務を続けていると、▲が上がっていきます。しかし、◇は昇進しない限り上がらないのが原則です。しかし、ここに「$級□号級まで行った人は、次の昇給で#級◎号級に行きます」という具合に昇進しなくても◇が上がる制度を設ける場合があります。これを「わたり制度」といいます。 元は国との給料の調整といった意味があったようですが、職階が上がらなくても級が変わる点が不明朗と批判をうけて、あちこちの自治体で廃止の方向です。