新聞にしろ、テレビメディアにしろ政府にしろ、
この問題について伝え方が下手な気がします・・・
そもそも後期高齢者医療制度については
ほとんどの方々がお年寄りへの負担を増やした!
と思っていると思います。
まあこのような考え方にさせたのもメディアと国のせいなのですが…
じつはこの後期高齢者医療制度、
日本の国民医療費は約33兆円なのにたいして
その中で75歳以上の医療費が約10兆円、
つまり75歳以上の方々の医療費だけでほぼ三分の一を占めている事になります。
これをひとりあたりに換算すると年間82万円もかかっています、
そして日本は少子高齢化の一途をたどっていますよね?
つまりこれからこれがドンドン増えるというわけです。
だから少しだけでも高齢者の人々に自分で負担する額を増やしてもらう。
こんなの財政面で考えたら当然のことです。
さてここで本題ですが、高齢者の負担が大きくなるとわかった以上
新聞メディアは黙っていません、
どこの会社も自社の儲けを狙って絵になる一部ばかりを報道するわけです。
高齢者の負担が増えた事にピントを合わせて、
高齢者の不満ばかりをあげていく・・・
このおかげで読者は後期高齢者医療制度の本質がうやむやで、
高齢者に悪影響を与える制度という形で浸透してしまったんです。
質問者さんの言うとおり、
メディアがこの問題をかなりおおきく動かしていると言っても
過言ではないと思います。