転回形の意味がわからないのでしょうか?和音のつくりはどうなのでしょうか?
とりあえず、和音のつくりから…
ハ長調を例にあげると、音階(音を階段状に並べたもの)が“ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド”になり、この音階のそれぞれの音の上に3度の音を積み重ねたものが、その調に属する和音となります。なので、この場合、“ドミソ
・レファラ・ミソシ・ファラド・ソシレ・ラドミ・シレファ”となりますね。
和音には、記号がついており、最初の和音(この場合は
ドミソ)から順にI・II・III・IV・V・VI・VIIです。
(V7(属7)の意味は今は割愛させて頂きます。もしわからなければ、補足で質問してくださいね)
上記の和音は五線上では、丁度、お団子をきれいに隙間なく3つ積み重ねたような形になっています。この状態を
「基本形」といいます。
では、転回形について…
〈ドミソの場合〉
基本形で、今一番下にある音は“ド”です。この音を一番上に移動させると“ミソド”となります。これが「第1転回形」です。
この第1転回形の一番下にある音、“ミ”を同じように一番上に移動させます。そうすると、“ソドミ”になります。
これが「第2転回形」です。
で、第2転回形を同じように、音を移動させると、基本形の
“ドミソ”に戻ります。
積み木とか使ってみると解りやすいかもしれません。達磨落としとか…(^.^)
使っている音は同じなので、和音の機能としては一緒ですが、並び方が違う事で、響き方やニュアンスが違ってきます。メロディの流れや構成によって、基本形,転回形を使い分けて曲の伴奏は出来ています。
こんな感じで大丈夫でしょうか?和音の説明って、なかなか短くまとめてするには難しい(^^ゞ
更に何か解らない事があれば、補足して下さい