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裁判って何?
今日、ニュースで「「産院で入れ替わり」認定 東京地裁、賠償請求は棄却」という報道が結構大きくなされていました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000174-kyodo-soci 除斥期間(20年)の経過を理由に請求棄却なので、法律論として意味のない裁判を提起したことになりますよね? なぜ法律論と関係ない事実を裁判所が認定するのでしょう? 裁判って何をするものなんですか?裁判官は法律に従って中立的に行動することが求められているのに、なんだか余分なことをしているように私には思えます。
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- falcos
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除斥期間の適用をするには、 不法行為の内容を特定する必要があります。 行為が特定されなければ適用のしようがないからです。 この段階で40年前に取り違い行為があり、 これが不法行為であると認定したのです。 これがあって初めて不法行為が特定され 除斥期間が適用できます。 何があったかは分からないけれども 20年前だから除斥期間適用とはいきません。 行為の内容によっては 除斥期間が成立していないと認定されることがありますし 別の事件において、この判決が問題になったときに 既判力の範囲や訴訟上の信義則などの点から 問題を生じる可能性があるからです。 たしかに、余計な事実を認定する裁判官も多いですが 今回の事件については 必ずしも余計とは言えないかと思います。
- law_amateur
- ベストアンサー率70% (630/890)
裁判(判決)をすることの意味は,単に法律を適用した結果を示すことだけではありません。それは最小限の意味にすぎません。 訴訟の目的は,紛争の解決ですから,紛争の解決に役立つと裁判所が考えれば,判決の中で主文の結論とは無関係な判断を示すことはよくあることです。 そうすることが裁判官の中立性を損なうものではありません。