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税引前当期純利益と申告所得について
お世話になります。 平成16年3月期の営業報告書を見ていて不思議に思ったことがあるので、教えてください。 (単独)損益計算書の税引前当期純利益よりも、申告所得が少ない企業があります。 (税引前純利益>申告所得) この企業は、 1.平成11年3月期以降、申告所得が赤字になった ことはありません。 (私の見ている資料ではそれ以前は載っていま せんが、それ以前も赤字でないと思う) 2.申告所得は別表四で加減算する程度の知識を私 が持ち合わせていますが、私の知識では減算の 方が大きくなる場合を体験した事がありません。 一般的には、商法基準で計上しても、税法的に 否認される場合が多いし・・・・、前年が赤字 なら分かりますが・・・・ 3.申告所得が税引前純利益より少ない現象が16年 3月期に続き、17年3月期も同様である。 4.申告所得は帝国データバンクの資料を参照 5.損益計算書は、企業のIR情報で参照 このような事は、どんな場合に起こるのでしょうか? 当期以前の申告で、過大申告があったからでしょうか? 一般論で結構ですので、お願いします。
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税引前純利益よりも申告所得が少なくなるケースとして一番多いのはいわゆるホールディングス形態の会社が多いと思います。 ホールディングス形態で親会社が事業を行っていないような場合の主な収入は受取配当ですよね。 受取配当は会計上の収益として利益を構成することになりますが 税法上は受取配当というのは課税済みの利益であるため二重課税排除する措置がとられています。つまり 別表四から減算され課税所得が小さくなります。 仮に会計上収益が配当のみで100費用が人件費で50とう会社があったとします。 会計上は50の利益が出ている会社となりますが、 税務上は欠損が50の会社になります。 この問題は連結納税制度が導入されて解決されることになります。
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- oteagesan
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#2 です。 それはNTTのことでしょうか? もしそうだとすれば、連結納税法人ですから 前出1の理由だと思います。連結納税法人の場合、申告所得額は各法人ごとの個別には算出不能のため、帝国データなどでは連結所得額が開示されているはずです。NTTには赤字子会社がたくさんあるため、単体利益よりも連結申告所得は小さくなる可能性が大です。(ドコモは連結納税対象外)
お礼
ご回答ありがとうございます。 NTTですと、赤字子会社がすぐに思いつきますか らね。でも連結での質問ではありません。 さらに、質問の会社はNTTではありません。 この会社は、連結決算に影響させるような子会社や 関連会社で赤字の会社は思いつきません。 (連結に影響しない小さな子会社ならば赤字会社も あるでしょうが) 子会社も超優良法人です。また、今回の質問は当初 に記載しましたように、単独での申告所得について です。 尚、今回の質問の法人は連結納税をしておりません ので、単独での申告所得は把握可能ですし、帝国デ ータバンクの記載が単独である事は確認しておりま す事を申し添えます。 又、何かご存知の事がございましたら、お教え下さ い。
- oteagesan
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いろんなケースが考えられますよね。例えば、 1 連結納税法人で、赤字子会社が存在する。 2 会計上認識していない貸倒損失などがある。 3 税法上認められない資産の時価評価益がある。 4 資産の買換えなどで利益処分方式で圧縮記帳している 5 退職給与引当金を税法限度を超えて取り崩している 6 過去に損金不算入加算処理したものの認容がある などです。 他にも色々あると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 1.単独の損益計算書を見ていますので これは該当しないと思います。 2.なるほど。可能性はあります。 3.時価評価益ですか。(私の)想定外です。 勉強になります。 4.想定外でした。勉強になります。 5.想定外でした。勉強になります。 6.これは、想定の範囲内でした。 勉強になりました。ありがとうございます。
補足
日本一の超巨大企業の単独決算で 税引前純利益=申告所得+991億円 でしたので、こんなに大きな差異は何が原因 だろうと考えた次第です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど。言われて見ればそうですね。 完全に私の想定外でした。 ありがとうございます。勉強になりました。