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院進学への助言を下さい

 私は今年生物系大学院を受験を予定しています。学部では細菌の実験を行なっていましたが、学生を労働者として使う教官に疲れたため、また興味が薄れたため他大学のみを考えています。いわゆる労働研究室ですが、このようなケースは程度の差はあれ、少なくないのではと思います。  現在興味のあるキーワードは、発生、形態形成、ES cell、non-cording RNAなどで、分子生物学や発生工学的手法に精通したい、また柔軟に研究したいという思いがあります。教官の一方的な指示が絶対という研究室をさけ、学生を大切にする研究室を見極めるいい方法ありましたら教えて下さい。  また、新たな分野への参入ということで、研究室訪問に際して関連知識を網羅してから行きたいという思い(不安)があります。現実的には難しいのですが、未熟な知識で訪問するのは失礼に当たるとも感じます。その葛藤の中でなかなか前に進めません。一方、寛容なボスであれば、未熟でもむしろ有益な機会となりうるとも思います。  話の分からないボスのもとでの研究ゆえの葛藤かもしれないのですが、外部の実情が分からないため不安です。実験や研究生活を少しでも楽しめる進路に向けて、私に助言下されば幸いです。  

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noname#170502
noname#170502
回答No.4

現在、分子生物系大学院博士一年です。 研究室訪問で教授と話すことも重要ですが、他にも いくつか挙げておきますので、参考にして下さい。 ・その研究室の科研費がどれくらいか (これによって高価な実験試薬購入の自由度が左右される) ・研究スタッフにも話を聞く→どんな人がいるか分かる (自分のテーマを聞くと喜ばれるかも) ・その研究室のスタイルを聞く←大事 (朝何時からで、セミナーはどういう感じか) ・卒業生の進路 (先生によっては親身になってくれない。 研究するところであって就職のための場所ではないと 考える先生もいる。特に国立はサポートがない) 以上です。 試験がんばって下さい。

haru84
質問者

お礼

具体的なご回答ありがとうございます。 >研究するところであって就職のための場所ではないと考える先生もいる。特に国立はサポートがない) たしかにその通りですね。これは難しい‥。多くの方が困っている部分ではないでしょうか。修士以上に進む原因の一つにもなりうると思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.3

最近では、大学院の説明会などを行っているところも多くなってきています。興味を持たれたラボのある大学のHPを確認して、説明会があれば参加してみるのもひとつの手かと思います。平日でなく土日に開催されるところも多いでしょうし、いくつかのラボの研究内容などを聞くことができます。 説明会終了後に気になったところの研究室訪問などもできる可能性もありますから(「説明会で話を聞いて興味を持ったので、詳しくお話を聞かせてください」とお願いすれば、たいていはOKしてくれるのではないかと)積極的に参加してみてください。大学院についても知識を取り入れることが出来るし一石二鳥ですよ。 またNo.1・2さんがおっしゃられているように、関連知識を網羅していく必要はないと思います。私も大学院進学の際に他分野に移行しましたが、ラボのボスに最初にお会いしたときには、恥ずかしながらほとんどその分野の知識はありませんでした(その分決まってから、4月にラボに入る前に勉強しましたが)。 ラボの様子が知りたいのであれば、そこの学生やポスドクなどに聞かれるのが一番でしょう。「大学院のことについて(授業のことなど)聞きたいので」等、ラボ訪問された際にボスにお願いして、ラボの学生を紹介してもらい、ついでにラボの様子を聞いてみてください。 院試の準備に加えて、卒論の準備などもあるでしょうから、これからの時期大変かと思いますが、頑張ってくださいね。

haru84
質問者

お礼

>またNo.1・2さんがおっしゃられているように、関連知識を網羅していく必要はないと思います。 心強いお言葉ありがとうございます。今の私の研究室では、教官の一言に皆びくびくしている状態で、何も発言できず、たとえ根拠のない考えでも受け入れなければならないという厳しい状況にあります(実験者の直感や考えは無視されます)。そのような教官しか知らないため、外に出たいのに不安があるという感じです。せめて理論武装しなくてはと思うのですが、一学生の知識などたかが知れていますので、私の考えは偏狭な誤りといわざるを得ません。  >ラボの学生を紹介してもらい、ついでにラボの様子を聞いてみてください 大変参考になりました、実行します。 院試前に自らを過小評価する発想は若者らしくありませんよね。ここは初心に帰って、社会の目を気にしすぎることなく、知的好奇心を満たしてやろう、面白い事を探そうというぐらいの気持ちになれればと思います。留学経験のある方によると、海外でも当然実力主義だが、研究は割と肩の力が抜けていて自由な空気がある場合が多いという話でした。本当かどうかわかりませんが、今の私の研究室のような、肩書きとか経歴を並べて学生を締め付けるような世界にはうんざりです。 

  • methyl
  • ベストアンサー率50% (29/58)
回答No.2

私も学部生の頃細菌の研究をやっていて、大学院進学の際に研究室を移りました。もっとも私の場合は労働環境が過酷というのとは逆で、先輩もほとんどおらず研究機関としてほとんど機能していなかったことが理由ですが。しかも、haru84さんの興味のある単語から考えると、進学先の研究室は分野的には結構近いかもしれません。 いい方法というのではありませんが、#1の方のおっしゃるようにまずは研究室訪問です。平日のコアタイムにはなかなか時間がとりずらいかもしれませんが、できるだけ早くからある程度の数をまわったほうがいいと思いますよ。1、2研究室では判断できなかったことも、だんだんわかってくると思います。 知識に関してもあるにこしたことはありませんし、その研究室の論文もできるだけ読んでいるにこしたことはありませんが、ほとんどの教官が研究室訪問の学部生にそこまで求めていないと思います。やはり、研究に対するやる気と訪問先の研究室の研究内容についての興味が一番大事だと思います。むしろ知識を増やそうとして入試直前に来たり、あるいは訪問せずに受験したり(これはほとんど問題外ですが。。)する方が明らかにマイナスです。とりあえずメールを出してまずは訪問のお願いをするのですが、その際には、自分の現在の研究内容と訪問先の研究内容に興味を持ったか、訪問先側の都合の良い日時くらい書いてあれば大丈夫だと思いますよ。

haru84
質問者

お礼

丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。 Cellや実験医学、関係論文などを見ていると少しずつ視界が拓けてくるように思う反面、焦りだして不安になり質問いたしました。世渡り上手になりたいですね、この世界では実力がないといけないとは思いますが。その前にまず対人恐怖症的な性格を治さないと駄目かもしれません(^^;)  具体的な内容大変参考になりました。ありがとうございました。

  • kyo01
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.1

後悔のない研究室選びをするには、まずは訪問(それもなるべく多く)してみるということが大切だと思います。 関連知識を網羅してからじゃないと・・という気持ちは、よくわかります。しかし、訪問先研究室のHPなどに載っている情報程度くらいはチェックして後は、実際訪問してみるという方が得策ではないでしょうか。あなたはまだ学部生ですからあまり高いレベルは訪問先も望んでないと思いますし、いまだからこそその立場を活かして訪問できる時期でもあります。訪問前には「進学を希望している」というよりは「どんなことをやっているのか知りたい」といったスタンスを臭わせれば、より気軽に訪問を受け入れてくれると思います。万が一、「こんな事も知らないのか」などと攻撃的な発現をしてくるような教官に出会ったなら、そのことはすっぱり忘れ、次の研究室訪問にそなえましょう(気になる研究なら勉強し直してまた訪問したっていい)。  どうせ院試をうけるのですし、そのときに一生懸命その分野を勉強できれば良いと思います。  また、学生を大切にしてくれる研究室かどうかチェックするにはやはりその研究室の学生と話してみることが一番です。人によって価値観が違うので、出来れば2人以上と話たほうが良いと思います。私の経験ですと、内情を隠される場合もありました。そういう意味でも複数と話す方が得策です。  何をもって良い研究室とするかはharu84さんしだいなので、条件まではアドバイス求めていないと思いますが、ある程度の「成果を出している」という条件ははずさない方がいいです。学生にやさしい=ぬるま湯では、やっぱり楽しくないですから。  最後に、研究室選びはとても重要なことだと思います。がんばってください。

haru84
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございます。 仮に私が指導者側にあれば、理解不足で訪れる学生を不快に感じるのかもしれないですし、また学生の側からは、十分な知識なしでは研究の内容を正確に把握できないかもしれないという思いがあります。そんなこと考えている暇があれば勉強しようということで、EssentialやCellを開けば、時間ばかりが過ぎてゆく‥この焦りは我ながら間抜けです。そもそも院試もありますし、すでに有能な学部生なんてそれほど多くないだろう、期待は重くないと楽観?して訪問することも必要かもしれないですね。 kyo01さんのスタンスはそういった点で大変参考になりました。 関連の知識は間違いなく必要ですが、本質的に重要なのは斬新な発想ではないかとよく思います。その発想のレベルは知識量と、ある程度は相関すると思いますが、それほど強い関係ではないというとても生意気な考えを持っています。PCRやジデオキシ法などに代表される技術のエレガントな発想はその思いを強くもさせます。  自分にポテンシャルがあるとすれば、それを伸ばせる環境に身を置きたいと強く思います。

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