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”湯の花”の成分。
わたしは修士2年の学生です。工学部で衛生工学について学 んでいます。 いま、実験に硫黄源として”湯の花”を使っているのですが、 ”湯の花”がどのような状態の硫黄なのかを知りたいのです。 酸化型硫黄、還元型硫黄などさまざまでさっぱりわかりません。 ”湯の花”とはこれだ!!というのはわからなくても、硫黄に ついての知識を増やすために適した資料や論文をご存じなら、 情報提供おねがいします。
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以下のサイトが参考になります。 1.http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/bbs000701_0715.txt (濁り湯の化学 投稿者:やませみ 投稿日:07月13日(木)12時17分09秒 ) =========================================== 高温高圧の火山性噴気には硫化水素ガス(H2S)が大量に含まれていて、これが地表水に混じって酸化されると、つぎのように変化していきます。硫化水素(H2S)>>単体イオウ(S)>>亜硫酸(SO2)>>硫酸(H2SO4)単体イオウは水に溶けないので、ただちに固体化(析出)してきますが、結晶ができるのには時間がかかるので、しばらくはコロイドとなって懸濁します。コロイドは分子が弱くくっつきあって微少な集合体になっているもので、牛乳(タンパク質と脂肪のコロイド液)のようなもんです。イオウ(硫黄)の結晶は字のごとく黄色をしているのですが、イオウ・コロイドは光の全波長を散乱させるので白く濁って見えるのです。イオウ・コロイドは疎水性で凝集しやすいので、浴槽のへりや底にべっとり貼り付きます、ここで湯をかきまわすとちぎれた切片がひらひら漂ってきて、これが「湯の花」と呼ばれるものです。 ============================================== 2.http://sparise.hoops.ne.jp/onsen_page1.htm (温泉の湯の花)
お礼
回答ありがとうございます。”湯の花”は硫黄がコロイド状になったものなのですね。参考にして研究がんばります。