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大学教授のプロフィール
大学の先生方のプロフィールを見てみると、取得学位の項目で疑問に思うところがあります。 例を挙げると ------------------------------------- 氏名 ○○○○(△大学~学部教授) 学位 1. 衛生学修士(課程) A大学 ~学 2. 医学博士(論文) B大学 ~学 ------------------------------------- このような項目です。 この先生は、A大学で修士課程を取ったという事はわかるのですが、B大学での医学博士(論文)とはどのような事を指すのでしょう。 課程と論文の違いがよくわかりません。 このような先生が、どのような学歴を辿ってきたのか、おわかりになれば教えて下さい。
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課程というのは、大学院の博士課程に大学院生として在籍して取得した学位を指します。 論文博士というのは、そういった大学院生の課程を経ずに、博士論文をその大学(B大学)に提出し、それが博士論文として認められて、博士号を取得したということです。おそらくは、他大学で教員を務めながら行った研究で学位を取得したということでしょう。
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課程博士: 学部4年卒業後、修士課程2年間(博士課程前期)+ 博士課程3年間(博士課程後期)修了後博士論文を提出して審査が通ると博士号を取得。 論文博士:上記課程を経ないで、努力されて論文を書いて大学に提出。審査を受けて博士号を取得。この制度は日本独特のもので、最近はこの論文博士の制度をなくそうとの動きがあります(東大は既に無くしたかと思います)。 理由:論文博士は、業績に対して与えられるので、実質誰が研究したのかが不明です(企業研究者から出される論文は極端な場合、大勢で作り上げたものが多く問題になった事があります)。医学博士号は、医学部の審査が通れば学位を授与されますので、医師である必要はありません。博士号は称号であって、資格ではないからです。
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回答ありがとうございました。 最近の制度についても教えていただき参考になりました。
- ayagu
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課程は院生として在籍し定められた課程を修了したと認められた。という事です。 論文は作成した論文が認められ結果学位が付いてきたという事です。
お礼
回答ありがとうございました。
- Tacosan
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今はどうなったか覚えていないのですが, 「博士課程に在籍しなくても, しかるべき成果を (論文等の形で) 出せば博士の学位を取得できる」という制度がありました. この制度による博士は一般に「論文博士」と呼ばれます. 法改正の結果この形はなくなったような気もするけど不明. 一方, 「博士課程に在籍し, 決められた期間で成果を出す」ことによっても博士の学位を取得することができ, こちらを「課程博士」と呼ぶのが普通. ということなので, おおまかには「A大学で衛生学の修士課程を修了し修士の学位を取得. その後事情はよくわからないんだけど B大学に『十分な成果を出したこと』を認められて博士の学位を取得した」という感じですね. ちなみに, 修士については事実上課程修士しか存在しません.
お礼
回答ありがとうございました。 課程博士、論文博士の違い、とても勉強になりました。
お礼
>他大学で教員を務めながら行った研究で学位を取得したということでしょう。 とても解りやすく納得できました。 回答ありがとうございました。