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楽器の前にはthe
学校英文法ではplay the piano、のように楽器にはtheをつけろと教わりますが、なぜ楽器が特別扱いなのでしょうか。
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アメリカに36年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 確かにtheはつけると習いますね。 しかし、アメリカではつけない事が今では多くなっています。 なぜつけないか。 のほうがわかればなぜつけるのかもわかるのではないかと思います。 はっき言ってアメリカ人でもつける必要や理由がないと感じるからなんですね。 そんなの答えになっていないよ、といわないでくださいね。 文章の中にある単語が使われるのは文法があるからではなく使う必要があると感じるから使うのです。 使わなくてもいいものは使わなくてもいいという暗黙の了解があるわけです。 だからこそ省略された表現があるわけですね。 日本語でも同じですね。 では、使う人はなぜ使うのでしょうか。 楽器だからです。 だから使うのです。 ほかに理由はありません。そういう習慣なわけです。手元にあるから、とか言う理由では使っているとは思えません。 手元にあるから、等の「立派な」理由であればtheをはずすという傾向が発生するとは私には思えないのです。 多分この楽器にはTHEを使うという文法は改正することになると思います。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 (ご質問が皆さんの回答で解決しましたら締め切ってくださいね) 私の回答が何らかの参考になったと思いましたら、右上端の「参考になった」ボタンをクリックしてくださいね。
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このtheは普通の定冠詞のtheではなくて、古い時代の英語で道具・手段を示す「格」のマークだったものが、現代英語に化石的に残ったものです。 「格」というのは、文の中で所有や目的語や主語や、様々な方向を表すために名詞の語尾を変化させるなどして示したものです。インド=ヨーロッパ語族の古い言語(ラテン語、古典ギリシャ語)などでは単語の語尾の形だけで格を表示しました。たとえばrosa(バラは)rosam(バラを)rosis(バラで)… 英語と同じゲルマン語に属するドイツ語では今も4つの格を持っています。語尾変化で格を表示しますが、その体系は次第に単純化され、名詞そのものの語尾よりも冠詞の形によって格を判別する傾向にあります。おそらくこの流れの端っこの方で英語の「楽器のthe」も使い続けられ英語が一般名詞の格変化を失った後まで生き残ったのでは、と考えられます。
お礼
ご回答ありがとうございます。日本語でも、そうですが、古文をならって現代語がわかることが多いのですね。私も古い英語を勉強したいと思います。
- wind-sky-wind
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go to school のように,school が「学校という建物」でなく,「授業(を受ける場所)」という機能を表す場合には,無冠詞になる,という用法はご存知だと思います。play the piano という表現は,特定のピアノというわけでなく,楽器の機能を表す用法なのです。なぜ無冠詞でなく,the なのかはよく知りません。それこそ慣用的ということでしょうか。辞書で調べてみますと,「ロック・ジャズの演奏者やアメリカではしばしば省略される」とあります。Ganbatteruyo さんのおっしゃっている通り,アメリカではつけなくなっているようです。英会話教室でアメリカ人の先生に play the piano という言い方をしたら,which piano?と聞かれたことがあります。ただ注意して下さい。the を使わなくなるというのは,play a piano になるのではなく,play piano と無冠詞になるということです。
お礼
機能を示す名詞には無冠詞というわかりやすい流れにこの問題は収束されていくのですね。よくわかりました。ありがとうございます。
お礼
やはり、現地に住んでいる方のお話は説得力がありますね。