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『もとどうり』『それ事態』

最近ネット上の文章を見る中で気付き始めたことなのですが、『そのとうり』や『もとどうり』などと書く人が本当に多くて驚いてしまいました。小中高生ならまだしも、難しい内容を論じた大人の文章の中でこのような表記が出てくると、げんなりしてしまいます。同じように、『それ事態』や『そのこと事態』なども頻繁に見かけます。 なぜこのような表記を躊躇なく選ぶ日本人が増えているのでしょうか。やはり本を読む機会が極端に減って(小学生間では増加しているとも聞きましたが)いるからでしょうか? また、『とても』がかつて否定語としてのみ使用されていたように、『全然』も同じ道をたどっており、『もとどうり』が肯定されてしまう日も来てしまうのでしょうか。

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  • mak0chan
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回答No.4

>なぜこのような表記を躊躇なく選ぶ日本人が増えている… 実は、今に始まったことではありません。 もともと中学・高校での国語に満点を取っていた人はそう多くないはずです。仮に満点を取っていたとしても、卒業して 10年 20年のちまで、その学力を維持していることは至難です。 国語を職業とする人、たとえば新聞記者や文筆家、教員などを除いた一般の人々は、けっこういい加減な書き表し方をしてきたのが実態です。 ではなぜこれまで目立たなかったのかというと、普通の人が公の場に文書を著すことなど、ほとんどなかったからなのです。新聞に投稿したり、PTAや地域団体の広報紙に文書を寄せることはあっても、それらはプロの印刷屋に委ねられました。校正というふるいに掛けられることによって、正しい日本語に直されてきたのです。 一方、近年はパソコンとインターネットの発達で、特別な才能などないだれでもが、自由に文書を発表できるようになりました。かくいう私もその一人ですが、ここには専門家による校正という段階がないため、間違った日本語がそのまままかり通ってしまうのです。 ご指摘の「もとどうり」がその典型で、国民だれもが日本語の専門家ではないということを端的に表しているようです。『現代仮名遣い』をはじめとする国語表記の諸規準を熟知している人は、そう多くないということです。 反面、「それ事態」に関しては、日本語能力の不足というより、全く推敲をしていないだけでしょう。ワープロソフトを過信してはいけません。この程度の誤字脱字は、その気になればだれでも気付くはずです。誤変換のチェックを欠かしてはいけません。

noname#10669
質問者

お礼

ありがとうございました。とても理解しやすかったです。インターネットの普及であらわになっただけだったのですね。

その他の回答 (5)

  • katu2
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回答No.6

 多くの新聞の表記で、本来は間違いであるが今ではそれを使用する数で圧倒されたのではないかと思える表記に年号があります。  本来は二千五年とか千九百八十九年と書くべきなのですが、新聞では二〇〇五年とか一九八九年とか表記されています。そして今では多くの人が、これが通常の表記だと思っています。  これは一つの例です。本来はそういう表記ではないのですが、この年号の場合はどう思うでしょうか。私は新聞の「間違った表記」の方が使用しやすいと思うのですが。  勿論、この逆に「漢字があるのに平仮名」も新聞は行っています。  ですから一概に言えないとろこもありますが、本来の表記や使用法を損なわない程度であればいいと思っています。倹約という意味で、新聞によって広められた間違った年号表記の方が、本来の表記方よりいいと思っています。  言葉は時代とともにあるものと思います。言葉の使い方が悪くなったと思う面もあるでしょうが、良くなった例もあるのですから、言葉の変化を積極的に肯定した方がいいと思うのですが。

noname#10669
質問者

お礼

>言葉は時代とともにある そうですよね。それに逆らうのは何だか古臭い人間のようで恥ずかしい気もしてしまいます。年号の表記には私も肯定派です。見やすいと感じますし、そういう進化は良いと思います。他に『全然大丈夫』は私も実は良く使うのですが、どうしても『もとどうり』だけには違和感を感じるので(漢字で表記出来ないところに引っ掛かりが)、これはこれで、私自身のポリシーでもって守れていけたらと思います。

noname#91219
noname#91219
回答No.5

数ヶ月前にバラエティー番組で本来「1つずつ」というのを、テロップで「1つづつ」と表記していました。公共の電波でうそを流しているのですから危険な時代ですね。もしかして、「づつ」も良くなっているのでしょうか??

noname#10669
質問者

お礼

これは逆ですね。もとが『づつ』で、今は『ずつ』になっているのですよ。芥川龍之介や太宰治ぐらい古い著書を読まれると分かります。

noname#215107
noname#215107
回答No.3

「とても大きい」というような表現は明治以降から使われ始めたようです。 ただし、「全然大きい」という表現は間違いとされていますが、 ずっと昔まで辿ると、本来「全然」は肯定文で使用されていたのはご存知でしょうか。 それがいつの間にか「全然***ない」が正しいとされ、現在、元の使われ方に戻ってきているのでしょうか。

noname#10669
質問者

お礼

>本来「全然」は肯定文で使用されていた そうだったのですか。知りませんでした。面白い内容なので自分でも調べてみますね。

回答No.2

そのとうりだと思います。

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.1

ネットで検索できるようになったから調べやすくなっただけで、昔から多かったのだと思います。八百屋さんに行けば「白才」を売っていたり、大衆食堂に行けばテーブルには「正油」が置かれ、のれんの衆の字の下部が「豕」になっていたりするし…いや、単に略字なのかもしれませんが。 『それ事態』はいわゆる誤変換で、手書きでは起こりにくいでしょう。 かなり教養のある人も含めて誰でもやっているまちがいなので、大人だからちゃんとできるはずだというのは期待しすぎだと思います。 いろいろな用語でも、Googleで検索すれば "体謝" 169件 (本当は代謝) "放射性各種" 62件 (本当は放射性核種) "不整炭素" 78件 (本当は不斉炭素) "自己免役" 84件 (本当は自己免疫) "交換神経" 995件 (本当は交感神経) +"政治資金規制法" 733件 (本当は政治資金規正法) +"学習指導要項" 5360件 (本当は学習指導要領) +"文部化学省" 8080件 (本当は文部科学省) 専門家らしい人のページでもたくさん間違っています。思い込みもありますし、とにかく誤字はよくあることなので、辞書などで調べたり、アップロードする前には気をつけて訂正したりするしかないと思います。この文にも、誤りがないか心配ですがどうでしょう。