• 締切済み

アメリカの社会科・国語科の教科書が子供に与える思想について

日本の社会の教科書(主に歴史)がどのように生徒の歴史に対する態度に影響してくるか(ひいては国民性にも関わってくる、または国民性がこのような教科書の体制を形作るのに繋がってくる)については、 ttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/main3_a2.htm の質問・回答を参考にさせていただいたのですが、アメリカの教科書はどんな感じなのか興味があり、質問している次第です。 日本の教育勅語ほどではなくても、現在のアメリカの社会科の内容、または国語科の教科書に使用される題材から国民に固定観念を受け付けるような(国民性を形成するような)点は見られますか? あるとしたら例えばどのような内容、どのような国民性を引き出そうとするものでしょうか? 例としては、原爆に関して、「アメリカは世界をリードする国として第二次世界大戦を原爆によって終結させた、アメリカという国を誇るべきだ」、と書かれていた場合、教科書の中でアメリカの公式見解を発表し正当化することで愛国心を植える、というような目論見があると思うのですが、こういった記述は見られるでしょうか。 もちろん、国民性を形作るものには多くの要素があって、教育や教科書に限ったことではないことはわかっていますが、ここでは教科書(できれば高校生以下)について回答していただければ幸いです。 よろしくお願いします。

みんなの回答

noname#15563
noname#15563
回答No.2

こんにちは。「歴史」は人間が編纂したのもですから、その意図によってどうにでもつくられるものですし、史料として未公開のものもたくさんあって、また、失われたものもあり、どれが本当の歴史であるかは言えないのではないでしょうか。まして、小中高の児童生徒が学ぶ教科書は発達段階にあわせて内容やつながりが取捨選択されています。どの教科でもそうなのでしょうが、特に歴史は欧米の視点を主軸にしています。どこかの国のように、愛国心を植え付けるような感化は賛成しませんが、今の教科書は地域社会や家族、国民を誇るような事象や特徴は記述されていません。また、そういう意図を含んでいません。(扶桑社は別ですが)実は私の小学校・中学校あたりの社会の学習の方が郷土愛や祖国愛を学べる内容でした。地域の歴史や人物、産業など、確かに事実の羅列なのですがその事実を列記され、知り、実際に見学していくことで地域に生きるものとしての誇りが芽生えてきますし、ひいては日本への愛着になっていきます。maneさんが抱くような疑問はむしろこの数十年の中で顕著になってきた最近の現象(というか政策の結果の表れ?)ではないでしょうか。アメリカには今の日本以上に宗教が根付いています。世界の軍事大国です。国歌・国旗への誇りは相当なものです。そのあたりへの関心が私にもあります。戦勝国として日本にしてきたことと自分たちの国で行ってきたことがこうもかけ離れた現実をどう説明できるのでしょうか。そんな感想を持ちます。私もアメリカの教科書や歴史の授業に詳しい方の意見が知りたいです。

mame-cco
質問者

お礼

こちらの補足が遅れたのに、早い回答ありがとうございます! >どれが本当の歴史であるかは言えないのではないでしょうか。 historyがhis storyといわれる、その所以ですね。私も、文学的・形容的表現を省いても、書かれている内容から視点が変わることは必ずあると思います。でも、h26さんのおっしゃるとおり、愛着を持たせる社会科の授業はありました。が、そこどまり。愛国心までは抱きません。 アメリカの教科書には「自国を誇れ!」というような記述があるんでしょうか。。。もしくはそれを促すようなものが? 余談ですが、中国の英語の教科書には「中国人は偉大な人々である」という文を英訳せよ、という記述が見られました。こういうのも、刷り込みの一つだと思います。 ちなみに、何かある度に国旗を掲げる他の国の人達を見るたびに、日本は愛国心が薄いんだなぁと感じます。もちろん、愛国心を育てるような授業をしろと言うつもりは毛頭ありません(笑)こういうドライな考え方が結構好きなので。 質問をしたのは、愛国心剥き出しの代表国「アメリカ」に言及し、そのアメリカの社会科・国語科の教科書内容と日本のものを比べたかったのです。 代表国といえば、国定教科書を使用する国のほうが適切のように思えますが、逆に自由に教科書を編纂できるアメリカの教科書のほうが、教科書によって愛国心を生み出すという結果から見ると面白いので質問対象をアメリカにしたのですが。。 そこのところ、詳しい方の意見を是非聞いてみたいですね。 くだらない興味本位の質問にも付き合っていただきありがとうございました!

noname#15563
noname#15563
回答No.1

日本人ですが私も同じような関心をもっていますので、興味があります。私は中学校の社会を担当していますが、東京大空襲はアメリカ人による一般市民への虐殺行為であること、原爆投下も同様であることを必ず付け加えています。もちろん、アメリカに限らず戦前の戦時体制や世界を席巻していた植民地主義(19世紀の資本主義)がその背景にあることも付け加えています。現在の日本の社会科の教科書をそのまま学んでも歴史の本質は見えてきませんし、愛国心だけでなく郷土愛や家族愛さえも学べないと常々考えています。すみません。maneさんの質問の邪魔をしてしまって。質問の趣旨を答えてくださる方は私のコメントを無視してください。

mame-cco
質問者

補足

h26さん、こんにちは! ついでというか、ちょっと気になる部分があったので、もしよければ質問させてください。 >日本の社会科の教科書をそのまま学んでも歴史の本質は見えてきませんし、愛国心だけでなく郷土愛や家族愛さえも学べないと常々考えています。 社会の先生の立場からして、生徒に教えるべき「歴史の本質」というのはどういうものだとお考えでしょうか?単なる興味からですので、もし差し支えなければコメントください。 それと、日本の社会科の教科書のどういう書かれ方に問題があってこういう状況を生むのだと思われますか? 私の記憶では、社会科に関して言えば、教科書というのは形容詞などの個人的な感情を表現するような記述がみられず、(一応)事実の羅列に留まっていて、確かにそこからは郷土愛や家族愛を学べそうにはありませんが、それは教科書だけの問題だと思われますか? というのも、私の場合、小学校・中学校でそういった事実を学んだ後、高校で歴史に関する意見を含んだ勉強をしました。 教科書の内容は同じような無味なものでしたが、先生が多分に意見を持っていたので、受験勉強のための暗記授業に留まらなかったのです。ただ、ディスカッションするような内容のある授業にまで発展しなかったのは、やはり受験対策で時間が無かったためだと思うので、小学校や中学校でそういう授業が出来たらなぁ、とは思いました。 このことから、歴史教科書は事実の羅列をしていても、先生の授業の仕方によっていくらでも改善できるように思うのですが、教師の立場からするとそういうのは難しいのでしょうか?確かに一教師の意見のみを聞いてしまう危険性も伴うのですが、「生徒に考えさせる」授業を学校側が行うのが可能だとすれば、教科書は却って無味簡潔なものの方が基礎となるアイディアを固定させずにすんでいいように思うのですが。。。 大人になったとき思考する全ての底流部分に小さい頃学んだ「個人の意見を含めた教科書の内容」があったらどうなるのだろう、と思い、一番最初の質問もしたので、逆に感情を一切省いている日本の教科書と授業ことも聞いてみたいと思いここに書かせていただきました。 長々とすみません。 興味が無かったら無視していただいていいので^^

関連するQ&A