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生物進化
酸素(分子状)の生物進化への影響について、詳しく知っている方、 教えてください!宜しくお願いします!!
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酸素を使って栄養を作ると非常に効率が良いのです。 有機物を分解してエネルギーを取り出す反応を呼吸といいます。 酸素を使った呼吸を好気呼吸といいます。酸素を使わない呼吸を嫌気呼吸といいます。 酸素を使わない嫌気呼吸には主に乳酸発酵とアルコール発酵があります。乳酸発酵ではATPというエネルギー源を2つ作れます。アルコール発酵でも2つのATPというエネルギー源が作られます。 好気呼吸では解糖系、クエン酸回路、電子伝達系を通って最終的にエネルギー源のATPが38個も作られます。ちなみに嫌気呼吸では解糖系までしか反応が進まないようです。 酸素を使うと約19倍も効率よくエネルギーを得られます。逆に酸素を使わなければエネルギーを作る効率が非常に悪いです。酸素無しの呼吸のみでは動物は陸上を動き回れないでしょう。エネルギー不足で。酸素はとても大切なのです。 参考:大森徹の最強講義117講生物I・II←お勧めです。2500円の価値は確かにあります。 私も勉強になりました。有難うございました。
- korosuke36
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もし酸素がなかったら・・・ 生物は水中から陸上に出ることはできませんでした。 酸素からオゾン層が作られ、その働きで有害な紫外線が地表に届きにくくなったため、生物は陸上で生活できるようになったと言われています。
「カンブリア爆発」のことでしょうか。 30億年前最初に誕生した生物はシアノバクテリアという光合成を行う微生物でした。 このあと多細胞生物が発生しましたが、これも当初は光合成を行いながら、ぷかぷかと海を漂っていました。 やがて、この原始生物の呼吸活動により彼らにとって猛毒である酸素が地球に充満します。 この環境に適応して、4億5000万年ほど前に酸素を呼吸して他の生物の生産したエネルギーを横取りする捕食生物が現れました。 捕食は光合成よりも大きなエネルギーを得ることができます。 これにより初めて活発に運動する生物が発生しました。 生物は「捕食」というメカニズムを獲得することで防御、攻撃のための運動能力や防御機能を発達させ、淘汰、進化が加速されました。 最も古いの捕食生物の化石はカナダのバージェス頁岩やシリウスパセットの化石群から見つかっています。 検索サイトで「バージェス頁岩」というキーワードで検索すると色々なサイトがヒットしてきますよ。 あとは活性酸素(酸素フリーラジカル)がDNAを傷つけることは知っていますが、この場合細胞は死んでしまいますので。