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ニッポン放送 新株発行でなく新株予約権発行

今回のライブVSフジで ニッポン放送の株をめぐり ライブドアの持ち株比率を下げるために 「新株予約権発行」という手段をとりましたが 直接『新株発行』を選択しなかった、理由は なぜでしょうか? 6月24日までに株の総額を払い込まなければ ならないとなると、かかる費用は同じなような 気がしますが、、、。 新株発行に比べ、新株予約権発行のメリット等あればお願いします。

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  • MK1
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回答No.1

新株発行ではなく新株予約権としたのは、おそらくニッポン放送の定款に新株発行が株主総会の普通決議を要する、となっているのではないでしょうか(この点は未確認)。 新株予約権は有利発行でなければ、取締役会で発行を決議できます。ニッポン放送とフジグループは緊急に株式保有割合を変えようと、総会決議を経ないでできる方法として新株予約権を選んだのでは、と思います。 会社としてはこの新株予約権を発行することだけでは、あまり得なことはありません。 ただ、新株予約権を有償発行した場合、増資でも負債でもない資金調達になります。しかし、いつでも権利行使でき株式になりますから、割り当てる相手を選ばないと大変なことになります。また、有利発行として株主に対する配当以外のサービスに使えます。 また、今回のように1株主が大量にそれを持つことができれば、権利行使しなくともいつでもできる、という経営戦略上の「ブラフ」に使えることになります。 新株予約権付き債権というのもあって、転換社債の変形ですが、商法の改正で種類株式とともに多様な株の発行形態が可能になったので、これからは株を買うときにはその会社の株式発行の実態を調べてからでないと、損をすることもあるので注意が必要です。