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ニッポン放送の新株発行
ニッポン放送が現在の発行株以上の発行株を発行し、過半数の株を得ようとしています。 しかし、ライブドアは33%以上の株をすでに保有しており、「重要な議決に対する拒否権」を持っているはずです。 なぜ、拒否しないのでしょうか?or拒否できないのでしょうか? これが可能なら、そもそもTOBなどせずにさっさと第3者増資割り当てでフジに売っちゃえばよかったのではないですか? 理由をおしえてくださ~い http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050223AT3L2306023022005.html
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株式は購入・保有しても、名義変更・保管振替などの手続きを経なければ、株主の権利が発生しません。 手続きには3週間以上かかりますし、費用もかかり、その間その株は売買できないですから、今回のような場合には、通常名義の書き換えは保留しておきます。たとえライブドア社保有株を2/8即日に書き換え手続きに入っても、まだ株主の権利は発生していません。 だから、フジグループは決定を急いだわけですが、ラ社側は法廷闘争など様々な方法で今回の決定を覆すことは可能性がゼロではないのですが、大変難しく時間もかかりますので、フジの戦術としては有効です。 >これが可能なら、そもそもTOBなどせずにさっさと第3者増資割り当てでフジに売っちゃえばよかったのではないですか? 会社は一義的に株主のものです。勝手にあるいはむやみに増資すると、その株主の利益が希薄化する(簡単にいうと1株あたりの分け前が減る)ので、普通はなかなかできません。そんなことをすれば、株主総会で役員が首切られる。だから、ことさらラ社が自社に有害だ、と強調して正当化しているのです。 しかし、フジは前にもやりましたが、一般株主は完全に無視して、グループの利益のみ追求していますね。この私物化が村上氏や堀江氏につけ込まれる原因になっているのが分かってないのが何とも空しい感じです。しばらくすると、フジはまた同じように狙われるでしょう。M&Aのオオカミたちにすれば、フジは相変わらずおいしそうな子豚ちゃんですから。
お礼
ありがとうございました。謎が解けました。 ライブドアはちょっと情報を開示しすぎた感じがしますね。 もっとうまくやれば、もっとうまくやれば(礼儀とかの意味ではなく)買収できた可能があったという感じがします。 国が論じている「放送」は「公共」の理由が、「有限な電場帯域」ですから、まさにソフトバンクの通信締め出しの論理のと同じですね。 もう少しスマートな人が出てくるのを望みます。