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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:新株発行)

新株発行とは?株式市場の仕組みと株価への影響を解説

このQ&Aのポイント
  • 新株発行は企業の資金調達手段の一つです。株主に対し、新たに株式を発行して資金を調達します。
  • 企業が新株発行を行うと、株価は基本的には下がる傾向にあります。これは、株式供給量が増えるためです。
  • 株価の変動は市場の需給や投資家の思惑によって決まります。新株発行が行われると、株価が下落する可能性があります。

質問者が選んだベストアンサー

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  • MK1
  • ベストアンサー率67% (141/208)
回答No.1

思い切り単純化して考えましょう。 貴方の例を引用して、1株500円 × 1万株 = 500万円 の資本を市場から得ます。 しかし、1年間何もせず目減りもしないと、会社の資産は500万円のままです。 このとき、1株あたりの利益(EPS=Earnings per share)は 0円 そして、1株あたりの純資産(BPS=Book-value per share)は 500円 1年間事業をして500万円純利益を上げると、資産は2倍の1000万円になります。 このとき、1株あたりの利益(EPS)は 500万円 ÷ 1万株 = 500円 そして、1株あたりの純資産(BPS)は、(資本は全部として残っているとします) (当初資本金500万円 + 年間純利益500万円) ÷1万株 = 1000円に増えます。 ここで増資します。最初と同じ1株500円 × 1万株 = 500万円 を市場から得ます。 このとき、1株あたりの利益(EPS)は 500万円 ÷ 2万株 = 250円 そして、1株あたりの純資産(BPS)は、 (当初資本金500万円 + 年間純利益500万円 + 増資500万円) ÷2万株 = 750円になります。 増資したことで資本金は1000万円に倍増し、資産は1500万円となり、EPSは250円、BPSは750円となります。 つまり、増資したことで、株主からみると1株あたりの利益が半減し、1株あたり2倍(1000円)になっていた株の資産価値が1.5倍(750円)に減じ、株主の利益が損なわれたように見えます。 しかし、これは会社が業績好調を背景に事業の拡大をもくろんで増資したわけです。従って実際、一旦は一時的に見た目の株主価値が下がりますが、その分資本金が増え、また会社は資本の増大分事業の拡大と利益の増加に向かうはずですから、会社の事業は安定性を増し、長期的にみれば株主価値も下がったとは言えないのです。 この株が市場に上場されていたとすると、EPSやBPSが下がることで一時的には株価は下がります。しかし、その前に事業の好調さから既に株価は額面よりも上がっているはず(実際の場合、利益の一部が配当に回るので、配当期待もかかることになる)で、株価は多少下がってもまた戻してきます。だから株主は株主総会で会社の増資の提案を承認するのです。 ところが、今回のニッポン放送のようにM&A防衛のため新株予約権を使って資本を倍以上に増資するのは、事業を倍増して利益を倍にするつもりでないことは周知のことですから、単純に考えても、BPSが2倍になっても利益が増える見込みはなくEPSが1/2になり、今よりも利益率が低い会社になってしまいます。当然市場では株価は下がります。そこが株主利益が損なわれるといえることで、ライブドア社だけではなく他のニッポン放送株主も訴訟を起こしたり、村上ファンドが批判するところとなっているのです。 増資で単純に株価が1/2になるわけではない、ことはお分かりいただけましたか。 用語については、下記を参照してください。

参考URL:
http://www.nomura.co.jp/terms/index.html
flower25
質問者

お礼

MK1さん。 大変分かりやすい説明、本当にありがとうございました。解決しました。実はこのサイトには初めて来て、1日足らずで回答が来て正直ビックリしています。自分は不動産鑑定士なので、自分が分かる不動産関連の質問があったら、回答していきたいと思います。

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