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個人住宅の雑誌掲載とコンクール応募

設計事務所を通して家を新築し、住み始めて半年になりますが、設計事務所と施主との関係について疑問に思っている事があります。 雑誌への掲載などプライバシーの公表につながるような行為に関しては、必ず事前に私達へ相談した上で、こちらの承諾を得るようにして欲しいとの旨を設計事務所へ伝え、同意してもらっています。 ところが実際には、いつの間にか応募していて、こちらから聞かれたら事後報告してくるような有り様です。 私は、個人住宅はプライバシーの塊ですから、当人が望む以外は設計事務所が独断で第三者へ公表するべきではないと思っているのですが、どうやら建築家という方にとっては、「公表するのは当然」という雰囲気が有るようです。他人の住まいを公表するという事について、設計の仕事をされている多くの方々はどのように認識されているのでしょうか? さらに、雑誌へ掲載したら場合によっては取材料、コンクールへ入賞したら賞金などが入る事もあるでしょう。その建物は施主のお金によって創られたものですから、それがもたらす金品に関しては施主も当然受け取る権利があると思うのですが、実際のところどうなのでしょうか?きちんと報告してもらえるものなのでしょうか? 一部の事だとは思いますが、今回依頼した建築家は殿様商売で、施主の利益よりも自分達の「作品」の評価を何よりも大事に考えていたようで、とても残念に思いました。 建築界における常識を確認したいのに加え、客の幸せのために働く建築家が増えるよう お願いしたい気持ちもあってご質問いたしました。 以上、よろしくお願い致します。

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noname#19073
noname#19073
回答No.2

やや主旨はそれますが、4月から施行になる個人情報保護法においては、簡単に言ってしまえば個人情報とは「個人を特定出来る情報」の事を指すみたいですね。例えば氏名、住所や電話番号、メールアドレス(一部該当しないものも有りますが)などです。 平面図だけ、外観写真だけ(建物のみ)、というのはおそらく個人情報には該当しないのかな、と思われます。 ただし、今回のお話は、情報の性質の問題ではなく、何かで使う場合には事前承諾を得て欲しいという約束を反故にされた事が問題ですね。その様な約束を書面で残されてますか?もし有れば、その違反に対する慰謝料や損害賠償の請求をする事も可能かと思います(そこまで大袈裟にするかは別問題としまして) しかし、コンクール等で得た賞金品については、著作権の部分から見ても、あなたが請求出来る性質のものではないと思われます。 一般的に、住宅メーカーなどがお客さんの竣工前(後も)の家を内覧会場に使う場合などは、必ず事前に承諾を得、場合によっては謝礼金を出します。そういう観点からすると、その設計事務所は施主に対する配慮が相当に欠けていたとは思います。 コンクールに出展するような素晴らしい設計の住宅に住むあなたも、一言言ってくれれば嫌とは言わなかったでしょうし(ご判断はわかりませんが) 建築界の常識云々ではなく、人と人との常識的なお話だと思います。 ちょっとした配慮やコミュニケーションは凄く大事ですよね。

aritomo
質問者

お礼

有り難うございます。 まさにおっしゃる通り、今回の件は気持ちの問題が大きいと思います。 計画段階で修正を要請したのにいつまでも直さない、撮影のために勝手に施工の順番を入れ替えてスケジュールを遅らせる、間違えて施工した箇所を知っているのにこちらが指摘するまで黙っている・・・等、設計事務所はどこか「施主をだましてでも賞をとれる『作品』を創りたい」という意識が強かったようです。 「正直に話してくれれば、できる範囲で気持ち良く協力したのに」と思い、残念です。 あと、やはり「著作権」や「個人情報保護法」など法律については勉強しなくてはならないようですね。

その他の回答 (3)

noname#11476
noname#11476
回答No.5

>今回の設計事務所に対し不信感を抱く結果となり、感じていた距離を未だ縮める事ができないでおります。 そのお気持ちはよくわかります。 少し最近の状況というものを理解されていないのかもしれませんね。 間取りなどが公表されると言うのは防犯の観点から好ましく無くなって来ていますので、最近気にする建築家は一切間取りのわかるような物を公表せず(施主了解の元で雑誌掲載するときは別)、完成見学会などでも事前に身元を明らかにすることを求めるなど、かなり神経を使っている方々もおられます。 何にしてもこればかりは自分の作品であっても、実現にはスポンサー(施主)がいるのだという認識をきちんと持っているかどうかですね。 中にはその意識に乏しい人がいるのは残念ながら事実です。

noname#11476
noname#11476
回答No.3

>どうやら建築家という方にとっては、「公表するのは当然」という雰囲気が有るようです 難しい問題もありますが、しかし建築家全部をそのようにひとくくりにするのは非常に抵抗があります。 ご質問者のご依頼した建築家はそうだった、あるいはそういう建築家もいるという話にとどめるべきと思います。 非常に神経を使っている建築家も多数おられます。 ご質問者がご質問されているような人たちばかりということはありません。

aritomo
質問者

お礼

ご指摘、有り難うございます。 心情を上手く文面で表現しきれず、申し訳ありません。 私達は今回の設計事務所に対し不信感を抱く結果となり、感じていた距離を未だ縮める事ができないでおります。 よく「建築家」という呼び名についての議論がありますが、私は今回の設計を担当した方個人に対し、「『先生』と呼ばれる『建築家という方』」と少し皮肉を込めて呼ばせて頂きました。 その上で、他の方々の意見も伺ってみたいと考えた次第です。 決して建築家全体を指すつもりだったわけではありませんので、ご了承ください。 大多数の建築家は、常に誠心誠意こめて仕事に取り組んでおられることと思います。 それだけに、このような事務所を選択してしまった自分、うまくコントロールできなかった自分に対し悔しいと思っているところです。

  • nobugs
  • ベストアンサー率31% (1061/3349)
回答No.1

設計については、その著作権は設計者にあるものとされています。 施主は、その著作権の利用権を買う形になります。 日本ではあまりシビアではありませんが、アメリカでは、施主が部分的に気に入らないからと言って、現場で変更をすると著作権違反になり、ペナルティが課せられます。 実際、アメリカ人が設計した建物では、設計者の承諾が無いと、一切の変更は受け入れられません。 事前承諾の要望を受けて、守らないのは信義則違反ですが、住所・所有者を公表していないのであれば、通常の公表範囲と言えます。

aritomo
質問者

お礼

早速の回答、有り難うございます。 初めて質問をしたのですが、見ず知らずの方々が貴重な時間を割いて私の疑問の為に答えてくださるという事、改めて嬉しく思いました。感謝いたします。 まず、建築物の著作権というのは、設計した図面やアイデアをコピーされない為のものであって、その建築物の情報を(個人が特定されづらいものであっても)自由に扱える権利とは違うのではと思ったのですが、いかがなのでしょうか? たとえ住所・所有者を公表しなくとも、建築物の外観を見れば地域の人にはすぐに誰の家か判かるはずです。実際、私達の家は風変わりな外観をしているために噂が広がり、わざわざ多数の人が家の外観を見にやって来ます。 そこで雑誌やコンクールなどで、家の内部写真や建築の過程、家族の事情などが公表されれば、同時に近隣の人々にも情報は伝わります。 個人の住宅に「肖像権」のようなものは無いのでしょうか? ・・・こう考えてみると、まずそれらの法律について勉強する必要がありそうですね。ちょっと頑張ってみようかと思います。

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