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最近の生成文法というのは?
大学時代に変形文法をしきりに教えられましたが、どうも最近は生成文法というようですね?日本語に関して、伝統文法との違いを簡単に知りたいんですが・・・。
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大学で専攻していたわけではないのですが、 文献等で勉強した経験に基づいてお答えします。 生成文法と伝統文法の一番の違いは 考え方、アプローチの仕方の違いなので、 英語や日本語でも、違いは同じです。 ポイントは、「なぜ、特定の言語現象が起きるのか」を 追求し、「なるべく小数の原理に帰着」させようとする のが、生成文法の姿勢です。 これにくらべて、伝統文法では、個々の言語現象を独立した個々の(多数の)規則による記述するという枠を 越えていない、と言えると思います。 他にも、人間は、生まれながら普遍文法 (言語に依らない文法)を頭の中に持っていて、 学習により、いくつかのパラメータがセットされていき、 個々の(日本語とか英語とかの)文法を習得して行く、 という、言語習得に対する仮定を持っていることも 生成文法の特徴だと言えると思います。 ちなみに、こうした立場・アプローチを指す 言葉としては、「生成文法」という言い方から 「原理とパラメータのアプローチ」、 「ミニマリスト・プログラム」、 と移ってきているようですが、 (最近では、さらに新しい言い方をしているかもしれませんが) 基本は一緒だと思います。 お答になっていますか? それとも、こうしたアプローチに基づく、日本語の 統語構造に関する分析結果と、 伝統文法に基づく分析結果の違いに 興味がおありだったんでしょうか? あ、なんかそんな気が… (^_^;) 個々の分析に関しては、いろいろあるようです。
お礼
初めてこの質問のコーナーを利用させてもらいましたが、すごいですね!日本のどなか、わかりませんが、ありがとうございます。私自身も少し調べたのですが、用語がなかなか難しいのと、かなり説明が複雑で、簡単なイメージというのが、あまりうまく把握できませんでした。お教え頂いたことで、自分なりの理解が正しかったのかと自身が少しもてました。どうもありがとうございました。