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電気に関する技術基準(法文)の意味
”電源回路と大地との間及び電源回路の配線相互の間の絶縁抵抗は、直流二百五十ボルトの絶縁抵抗計で計つた値が、電源回路の対地電圧が百五十ボルト以下の場合は〇・一メガオーム以上、電源回路の対地電圧が百五十ボルトを超える場合は〇・二メガオーム以上であり、感知器回路(電源回路を除く。)及び附属装置回路(電源回路を除く。)と大地との間並びにそれぞれの回路の配線相互の間の絶縁抵抗は、直流二百五十ボルトの絶縁抵抗計で計つた値が〇・一メガオーム以上であること。” 消防設備関係の仕事をしている者です。上に掲載しましたものは、自動火災報知機に関する技術基準を抜粋したものですが、電気に関する知識のない私にとっては???????です・・・。 これを解釈するのに、自分(自分なりにですが・・)で理解できていることは (1)各回路はそれぞれ別々の配線で構成されている。 (2)絶縁抵抗計というのは、テスターとは違うもの。 (3)絶縁抵抗を表す単位がメガオームである。 ことくらいです。 また、解釈上大きな障害となっている部分は (1)「電源回路と大地の間」ってどういうこと? (2)「対地電圧」?しかもAC100Vで電源を取ってるのに、なんで150Vって数字が出てくるの? (3)「絶縁抵抗」っていうのは、配線の強度のこと? (4) 結局規定値以下だったらどんな危険があるの? です。 さらに、これらを実機で確認する際、まず始めに絶縁抵抗計の調整(一端を機械の一部分に当て、もう一端を建物の金属部分に当てる・・針は静止)みたいなことをしているのですが、どういう意味があるのでしょうか。 一気にたくさんを質問してしまいましたが、仕事をしていく上で大きなストレスになっています。 どうか、よろしくお願いいたします。
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- denkiya3
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#3・4です。 追加説明を >>計器の確認なら、プローブ同士を接触させればよいだけで、一方を機械、他方を建物の金属体に当てる必要はあ りません。と言うよりむしろ、機械が乾燥した床の上などにあり、接地線がつながれていなければ、一方を機械、 他方を建物の金属体に当てても、針が振れることはありません。これは計器の故障と判断するのですか。 >(1) ひとつは計器の確認ですね。0値更正(この字で よいのか?)みたいなものでしょうか。 *「0値更正」ではなく、「計器の確認」と「盤に接地がされているか」の確認です。 実務の現場では、メガ計の「接地側クリップを盤の金属ケースに接続します」ね、 測定プローブを「盤とは違う大地に接続されているであろう金属製建築構造物等」に当てることで 盤に接地が掛かっているか判断できます。 受信機盤が基準通りD種(100オーム以下、漏電遮断器着き回路は500オーム以下)で接地されて おれば、メガ計は0を指示するでしょう。 0指示でなければ、盤の金属部にタッチして計器が正常か否か確認しますね。 万一、受信機盤が接地されていなければ、大地と繋がっている金属部に 接地側クリップを接続して測定しなければなりません。 >(2) これは、実際に抵抗値を測定することですね。 よく「∞」と表示されますが、これは当然規定値以上あるということでいいのでしょうか。 *「∞」の指示は「無限大」ですから規定値以上で良好です。
- mak0chan
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#1です。 (2)ええと、、2本の電線の考え方としては、2本が平行 に・・・ 一般的に、電線は白と黒に色分けされています。もちろん他の色もありますが、一例として白黒で考えます。 (1) 白線と黒線の間にテスターを当てれば 100Vを示します。 (2) 黒線と接地線 (フレーム、大地) の間でも 100Vを示します。 (3) 白線と接地線 (フレーム、大地) の間では 0Vです。 この (2)と(3)が対地電圧です。 >参考書には よく対地電圧=電位差と書いてあるのですが… どこの参考書にそんなことが書いてあるのですか。 ・電圧=電位差 ・対地電圧=ある部分と大地の間の電位差 >アースができているかどうかってことでいいので… アース線が確実に大地につながっているかどうかと言うことです。 なお、#4さんの、 ★*(1)「(測定前)計器確認」 指示が0を指すと良い。メガ計(絶縁抵抗測定計器)や測定用プローブと配線が測定性能を発揮するかどうかを確認するため★ は、ご質問の主旨とちょっと違いますね。 計器の確認なら、プローブ同士を接触させればよいだけで、一方を機械、他方を建物の金属体に当てる必要はありません。と言うよりむしろ、機械が乾燥した床の上などにあり、接地線がつながれていなければ、一方を機械、他方を建物の金属体に当てても、針が振れることはありません。これは計器の故障と判断するのですか。
- denkiya3
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*もう一つ回答する項目がありましたので、追記を >まず始めに絶縁抵抗計の調整(一端を機械の一部分に当て、もう一端を建物 の金属部分に当てる・・針は静止)みたいなことをしているのですが、 どういう意味があるのでしょうか。 *(1)「(測定前)計器確認」 指示が0を指すと良い。 メガ計(絶縁抵抗測定計器)や測定用プローブと配線が 測定性能を発揮するかどうかを確認するためにやっています。 (2)「メガ測定」 配線と建物等の金属との間で測定 配線にメガ計を当てますと、配線に充電され最初は指示が0方向に 下がりますが、絶縁抵抗が正常(高いと)だと指示が徐々に 上がってきて落ち着いた所(静止したところ)の指示を 絶縁抵抗値として記録します。 (この静止したところの指示が規定値以上あれば良い)
- denkiya3
- ベストアンサー率52% (120/229)
*自火報の電気設備は、「電気設備技術基準(通称:電技)」の 適用をうけます。 >(1)「電源回路と大地の間」ってどういうこと? *配電線からきている電源線で、ブレーカーの一次側及び二次側の配線と 大地との間 (通常は、接地線がちゃんとつながっている受信機盤の外箱) (自火報受信機盤では、通常は交流100Vが配電されていますね) 建物によっては、ブレーカーの一次側は自火報の範囲外の場合も ありますね。 >(2)「対地電圧」?しかもAC100Vで電源を取ってるのに、なんで150Vって数字が出てくるの? *電技の第58条に、使用電圧(相間電圧)が300V以下で 対地電圧が150V以下の場合の絶縁抵抗は0.1メグオーム以上とある。 >(3)「絶縁抵抗」っていうのは、配線の強度のこと? *(電気の専門家の間では、「配線の強度」とは機械的強度の事を言っています) 漏電や短絡をしない(させない)高い抵抗値(メグ:10の6乗)のことです。 >(4) 結局規定値以下だったらどんな危険があるの? *電技では、「感電と火災等の防止」としてその中で 電路(電気を使用している配線路)の絶縁性能の維持をうたっています。 規定値以下ですと、感電事故や漏電火災の原因になりやすいです。 電気に関する色々な基準・規程ではこの値以上に維持することが 求められています。 なお、自火報の「感知器・付属回路」は直流の低圧を使用していますので、 電技の適用を受けるのかについては、私は、電技適用外と考えていますが、 消防法施行規則では、電技に倣って基準を定めています。
- Piazzolla
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>(1)「電源回路と大地の間」ってどういうこと? 簡単に言えば、電線とアース線(緑の線)の間です。 >(2)「対地電圧」?しかもAC100Vで電源を取ってるのに、なんで150Vって数字が出てくるの? 対地電圧は、次の3種類。 150V以下、150Vを超え300V以下、300V超(低圧なので600V以下まで) 通常は、 150V以下は、AC100V、 150Vを超え300V以下は、三相交流の200V 300V超は、400V と思っていいです。 記憶があいまいですが、実効値100Vの最大値は、√2倍して、141Vになるので区切りのいい150Vにしていたと思います。(違ってたかもしれません。) >(3)「絶縁抵抗」っていうのは、配線の強度のこと? その名の通り抵抗値です。電線間や電線とアース、機器とアースの絶縁がされているかどうか、分かりやすく言えば、つながっていないかどうかと言うことです。たとえ、つながっていても、法規に示すような0.1MΩ以上であれば良いわけです。 >(4) 結局規定値以下だったらどんな危険があるの? そもそも、漏電(人が触れば感電ですが)しないようにしなければなりません。漏電が起こると、火災につながります。 説明がいい加減ですみません。 このあたりを参考にしてみてください。 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/denko/chap5/1-5-2.pdf http://www.eccj.or.jp/qanda/he_qa/elec/d0208.html
お礼
ありがとうございます。 Makochanさん他、皆様のご回答で(1)、(3)及び(4)は納得できました。 (2)に関して、やはりまだムムム・・って感じで、AC100Vに対する対地電圧は150vと丸暗記しておけばいいのでしょうか。。。
- mak0chan
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(1)「電源回路と大地の間」って・・・ 電源回路とは電気が流れている部分、大地とは地面のことです。電気機械のフレームは通常建物の床に置かれたり天井から吊されたりします。建物は地面に建てられているので、要するに、 「電気が流れている部分とフレームの間」 ということです。 ついでにいっておくと、通常は地に足が着いていない鉄道車両や船舶などは、この規定の対象から除外されています。 (2)「対地電圧」?しかもAC100Vで電源・・・ 俗に言う 100Vというのは、2本の電線間の電圧です。それに対し、1本の電線と大地との間の電圧を「対地電圧」といいます。 普通の AC100Vでの対地電圧は、1本が 100V、他の 1本は 0Vです。 三相 200Vいわゆる動力の対地電圧は、変圧器の接地方式により、0V、100V、173V、200Vといろいろあります。 対地電圧が高くなればなるだけ、人体に対する危険度も高まるので、150Vを境に規制値を変えています。 (3)「絶縁抵抗」っていうのは、配線の強度・・・ 配線の強度と言ってもよいかと思いますが、電路の外へ電気の漏れる量が、どのくらい少ないかを表す数値です。 (4) 結局規定値以下だったらどんな危険が・・・ 機械のフレームなどに触ったとき、ビリビリときます。さらにひどくなれば火災に発展することもないとは言えません。 >一端を機械の一部分に当て、もう一端を建物の金属部分に当てる・・針は静止… これは「絶縁抵抗計の調整」ではありません。 機械の接地が効いているかどうかの確認です。
お礼
ありがとうございました! 電気って本当に難しいですね・・・ (1)なるほど、大地→基礎→床→壁→BOXと導体で連結さ れていれば、最終的な媒介物たるBOXが大地であると みなせるわけですね! (2)ええと、、2本の電線の考え方としては、2本が平行 に並んでる電線でしょうか?それとも何かを境に直 列している電線なのでしょうか・・・。参考書には よく対地電圧=電位差と書いてあるのですが、それ が100Vと0Vということなのでしょうか・・。 (3)これは納得です! (4)いわゆる漏電状態になり、(1)で示した経路で電気が 流れ続け、BOX自体が裸電線同様になるわけですね! その他 アースができているかどうかってことでいいのでし ょうか。
補足
2回もご親切にご回答いただきまして、ありがとうございます。 (1) ひとつは計器の確認ですね。0値更正(この字で よいのか?)みたいなものでしょうか。 (2) これは、実際に抵抗値を測定することですね。 よく「∞」と表示されますが、これは当然規定値 以上あるということでいいのでしょうか。