- ベストアンサー
帳簿上の経常利益と現金残について
- 法人成りした自営業者が帳簿上で利益が出ているのに現金が増えない理由について解説します。
- 自営業から法人になると利益が増えるのと現金が回るのは異なる概念であり、借入金の返済と利益分の関係についても考える必要があります。
- 会社になると自営業時代の利益分が給与と短期借入金に分かれて所得となるため、現金増加は限られる一方で生活の変化やメリットについても検討が必要です。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
> それはそれとして何か分かりやすい説明はないでしょうか? ご質問者さんの身内の方に対して分かりやすく説明する方法ということですか? それはちょっと私には荷が重いですね。 身内の方にお会いした事もありませんし、また、私自身、自分の考えを他人の方に分かり易く説明するということは大の苦手ですし。 思い当たる遠因が二つほどお有りのようですが、それぞれの原因の解決策(解決策というのは裏を返せばその行為を実行しなかったが故に今の状況になっているということですから)を噛み砕いて分かり易く丁寧に説明するしかないと思いますが、その「分かり易く」というところでお困りだとは思いますが。 もし私の立場であれば…。 中小法人の経営には資金繰り優先と節税優先とがある。 資金繰りを優先すると納税額が多額になる。(給与(役員報酬)を減額したり自己資金による設備投資(固定資産の購入等)を中止するなどを行うため現金預金は増えるが経費等が少なくなって利益が増加し課税所得が多額になるため) 節税を優先すると資金繰りを圧迫(苦しく)する。(給与(役員報酬)を増額または自己資金による設備投資等を行うため利益が少なくなりその結果課税所得が減少し納税額は少なくなるが資金繰りが圧迫されるため現金預金が少なくなる) 節税のために処分可能利益と同等あるいはそれ以上の給与(役員報酬)の支給又は設備投資(固定資産の購入等)をしているため現金預金が少なくなる。 処分可能利益と同等あるいはそれ以上の金額を借入金の返済に充てているため現金預金が少なくなる。(借入金の早期返済のため利益に見合わない多額の金額の返済をしている) 節税と資金繰りを両立させるには長い年月を要する。(一朝一夕にはいかない) それから、もし、法人成り前の個人事業の時代にかかる健保・住民税・個人事業税等の支払いが法人からなされている場合は、本来は個人が負担すべきものであって法人が負担すべきものではないためその分法人の現金預金が減少している。 これらの事柄をうまく組み合わせて丁寧に説明しますが。 それから、私は貴社の事業環境を詳細に把握している訳ではありませんので、貴社の事業内容と相違する場合もあるかと思いますので、あくまでも参考程度にとどめて下さい。(参考にもならないかもしれませんが) 私の考え付くのはこれ位です。 では、ご健闘を祈って失礼します。
その他の回答 (4)
- seaway
- ベストアンサー率68% (279/410)
一般に利益があるにもかかわらず現金が残らない主な要因として、 * 過去の借入金の返済額が多い。 * 売掛債権(売掛金や受取手形等)等が多額。 * 固定資産(機械や車両や高額の備品等)の購入資金を自己資金又は短期の借入で行った。 * 在庫が過剰。 * その他。 などがあります。 どれかに該当しませんか。 もし、該当する場合その解決策としては、 * 借入金の返済を長期化する。 * 売掛債権(売掛金や受取手形等)等を早期に回収する。 * 減価償却等に税法上の特典等がある場合には積極的に利用して節税をはかる。 * 支払手形や買掛金及び未払金(未払費用)等の負債の支払を延長する。 * 在庫を圧縮する。 などがあります。 他にも原因と解決策はあると思いますがご参考までに。
補足
スグに数々の回答ありがとうございます。キャッシュフローが悪いというのは認識しています。また給与を半分・短期借入金半分に分けたのは全部給与にすると、赤字決算になり銀行に借入れしている関係上印象悪いということでそうしました。売り掛けはほとんど無い現金商売です。seawayさんの上げていただいた中では *過去の借入金の返済額が多い。 * 固定資産(機械や車両や高額の備品等)の購入資金を自己資金又は短期の借入で行った。 の2つが近いでしょうか? また、1自営業から事業を大きくして慌てて法人成りにしたためタイミングが遅く自営業で出ていた利益にシッカリ税金が掛けられ、健保・住民税・個人事業税がその前年より2,3倍になって今年その支払いもあったのも事実です。それはそれとして何か分かりやすい説明はないでしょうか?・・・・
- namnam6838
- ベストアンサー率36% (681/1861)
利益と現金の増減は無関係です。私も#1さんと同じ感想を持ちました。 キャッシュフローの状態がよくないようです。 対処法としては、売掛金の回収が滞り無く行われているか調べてみてください。 また支払サイトが逆転していないか確認してください。売上入金より経費出金が早いのではないか・・売上が掛売で、経費出金が現金買いだったりするとそれは苦しくなります。(例えばスーパーはこの逆なので現金が豊富です(掛買で支払は30とか60日先なのに、今日売って現金を稼いでいるため)) もし逆転しているようだったら、掛売先には支払サイトを短くする交渉を、掛買先には支払サイトを長くする交渉をしてください。 また帳簿上の利益が「利益」です。帳簿で利益が出ているならば赤字ということはありません。課税され、さらに現金が流出します。 「自分の利益分を半分の給与にして半分は短期借入金として会社から借りている形」というのがよくわかりません・・。 自身の給与の半分は経費で上げ、半分は会社から借りているかたちにしているということでしょうか。(なぜそういうことになったのかよくわかりませんが) 解釈すると、この利益は粗利のことで、原価60万円のものを100万円で売った月は、給料20万+貸付金20万円で、40万円の現金を会社からもらっている、ということでしょうか。 給与と粗利は無関係です。経費は経費(PL勘定)として挙げないと、黒字がどんどん増えます。(上記解釈が正しいならば経費(給料)が経費(給料)として上げるべき額の半額しかないです) いずれにしても、他に株主のいる株式会社ならともかく、オーナー会社で不用意に黒字を出すことは節税上はあまりいいことではありません。(黒字を出さずに、充分な給料を取り会社の現金を増やすことはできます) キャッシュフロー(資金繰り)が把握できないとつまずいたらすぐに倒産します。赤字や債務超過では倒産しませんが、資金ショートでは簡単に倒産します。 身近の簿記のわかる人か税理士に相談されてみてください。
- kensyoking
- ベストアンサー率31% (14/45)
いわゆるキャッシュフローのことですね。大企業の決算でもこちらの方が重要視されつつあります。 一度キャッシュフロー計算書を、ご自分で作ってみると良くわかると思います。 キャッシュフローで検索してみて下さい。
- kadakun1
- ベストアンサー率25% (1507/5848)
貸借対照表および損益計算書を見なければなんとも言えません。しかしこの位のことがわからないようで、この先大丈夫ですか? 経常利益と現金は全く別です。利益が出ていても倒産する会社(黒字倒産)はたくさんあります。多くは現預金が無くて不渡りを出すからですね。 ここで聞くより、簡単な本を購入して勉強することをお勧めします。所詮人の請け売りでは信用がうすいですし、とても説明し切れません(w)。がんばって下さい。
お礼
seawayさま非常に丁寧に回答いただいてありがとうございました。私の欲していた回答をしていただきとても感謝しています。ありがとうございました。とても参考になりました。