公爵は比較的馴染みがあると思いますが、それはさておき。
あくまでも想像の範囲を出ませんが、「伯」は昔の大名たちが、明治時代に華族に列せられたときの位ですから、当時の士族の人たちには割と馴染みがあったでしょう。
また、「男」は明治時代の日本では政治や軍事で功績のあった人や文化・学術面で高い業績を挙げた人、実業家のほか、僧侶、神官まで男爵の爵位をもらっており、庶民でもなれる爵位ということで馴染みがあったはずです。
あとヨーロッパでは、「候」はもともと辺境の貴族などにしかつけられなかった爵位であること、「公」と発音が一緒なのでごっちゃにされやすいことが、馴染みのない原因でないでしょうか。
さらに「子」は基本的に伯爵の子どもしかつけないので、向こうでもあまり馴染みのない爵位といえます。
また、こうした事情が背景にあるので、ヨーロッパの文学作品に出てくる貴族も、公、伯、男がほとんどなので、残りの2つは、よけい馴染みがなくなったのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。すごく分かり易かったです! すごいですね。なぜそんなに事情通なのかが気になります。まさか公爵の子孫とかっ!?ともあれ将来は男爵にでもなりたいなぁ~と思ってたのですがどうも無理っぽいですね。○○男爵と呼ばれたかったです。残念!