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黒さび(酸化鉄)は磁石につくか?
タイトルのとおり、黒さび(酸化鉄)は磁石につきますか? また、電気を通すかどうかも教えて下さい。 よろしくお願いします。
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どの程度なら「わずか」なのか「よく」なのか,その辺の基準はあいまいです. 金属ほどには流れませんが,テスターとかでははっきりわかる程度には流れます.黒錆層は一般に分厚くはないので,黒錆層に覆われた鉄の棒とかを使って,電池と豆電球をつなげば電球はつくでしょう.その程度には流れます.
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- c80s3xxx
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黒錆の実体である Fe3O4 (鉱物名 マグネタイト magnetite) はかなり電導性です.黒錆層は小学校理科では電気を通すと習うんじゃないかと.磁石にもつきます.いわゆる砂鉄はマグネタイトです. 以下は補足. マグヘマイト (γ-Fe2O3) はほとんど自然産出しないでしょう. これはカセットテープなどの磁性体です.色としては弁柄よりも地味な茶色. ウスタイト (FeO) は,通常激しい欠陥化合物で,半導体くらいの電導性をもつものが多いでしょう.また NaCl 型の結晶構造だからといって,絶縁性かどうかはまったく別の問題です.たとえば NiO なんかもかなり電導性です.
お礼
ありがとうございます。 四酸化三鉄に限って考えた場合、磁石につくというのは、下の方と同じご意見のようですが、電気の部分については、「良く通す」のか「わずかに」なのか、どちらでしょう・・・?
鉄の純粋な酸化物は 1.鉄鉱石の原料ヘマタイト(赤鉄鉱):アルファ型の三酸化二鉄(Fe2O3)、磁石にほとんど付かない。赤さびの主成分。ベンガラと呼ばれ顔料に使われる。 2.鉄鉱石の原料マグヘマイト(磁赤鉄鉱):ガンマ型の3酸化2鉄(Fe2O3)、磁石に吸い寄せられる。 以上の3酸化2鉄の模型URL http://www.ne.jp/asahi/iwamizawa/baraken/Crystal-model/Crys-FeO/Fe-FeO4.htm 3.鉄の黒サビと同じマグネタイト(磁鉄鉱):四酸化三鉄(Fe3O4)、自身が磁石である。 模型はURL http://www.ne.jp/asahi/iwamizawa/baraken/Crystal-model/Crys-FeO/Fe-FeO3.htm 関連URLhttp://www.ne.jp/asahi/iwamizawa/baraken/Crystal-model/Crys-FeO/Fe-FeO6.htm によると四酸化三鉄はわずかに電気を通す。 以上鉄鉱石についてはTDK殿のURL http://www.tdk.co.jp/tjdad01/dad00013.htm から。 4.さび止めにも使われる酸化鉄(II):FeO 磁性、電気伝導度、記述無し。食塩状の結晶なので多分伝導性無し。 シェフィールド大学のURL(模型もあり) http://www.webelements.com/webelements/compounds/text/Fe/Fe1O1-1345251.html シェフィールド大学の周期表のサイトは一見の価値あり。 下記URL
- 参考URL:
- http://www.webelements.com/
お礼
ありがとうございます。 四酸化三鉄に限っていうと、磁石にはつき、電気はわずかに通す、ということでよいのでしょうか?
お礼
なるほど。 よくわかりました。 お返事ありがとうございました。