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意識って何?
近未来の話(フィクション) いわゆる人型ロボットは実用化し一般家庭に普及していた。 最初に基本的なプログラムをインストールしておけば あとは周りの状況を自分で分析しどんどん賢くなるシステムだった。最初は100程度のボキャブラリーからスタートするが 数ヶ月で4万を超え、冗談も覚え、面白いギャクも自分で作れるまでになった。 その頃には普通の人間のように会話が出来るようになっている。 あるときロボットは人間の友達にある質問をした。 ロボ:「意識って何?」 人間:「う~ん 自分で誰にも命令されずに動く能力 かな・・・? 歩いたり、君と話したり、買い物したり、みんな自分の意識さ。」 ロボ:「では 君の心臓も意識で動かしてしているの?」 人間:「心臓は違うな、勝手に動いているんだ・・」 ロボ:「それを意識というんじゃないの?」 人間:「・・・・・」 ロボ:「君は寝ているとき、よく鼻クソをほじるがそれは意識的にやっているの?」 人間:「いや 無意識にやってるよ。」 ロボ:「君は好物のチョコレートを前にすると唾液を沢山分泌するけどそれは意識でやるの」 人間:「いや 無意識だけど」 ロボ:「じゃ意識って何?」 ロボ:「私は自分の意識で動いていると言えるの? それとも君の心臓や寝ている時の鼻クソ堀りのように無意識に動いているものなの? 私に意識は有るの?」 人間:「・・・・・」 回答者の皆様・・・近未来、実際にロボットにこう聞かれたらなんと答えたら良いのでしょう??
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心臓などは自律神経で動いており、それを人間は自分に意志ではコントロールできないです。 どこがそれを司っているかというと脳で、なんによってやっているかというとDNAだと思います。 では自律神経に制御された部分を人間は制御できないのかというと、暗示によって自律神経の経路を変えることができます。 たとえばレモンを頭の中で想像しただけで、人間は唾液が出ます。 これは唾液を放出して刺激を少なくしようとしており、経験によって自律神経がそういう回路になったのだと思います。 ところが暗示をかけたあと、レモンを出して「これは甘~い桃だ」と手渡して食べさせると唾液は出ません。 今回の話が人間対ロボットであることで思い出したのは、2001年宇宙の旅のHALでした。 サーサー.C.クラークはこのままでいけば人間は近未来にHALのようなパートナーを作り出し、宇宙に住むと思っていたようです。 (実際その年は過ぎましたが、人間はその分野が得意ではないという特徴があったので、いまだに宇宙開発は進んでおらず、HALも誕生せず、アイボとまりですが) HALは人の表情を読み取り、冗談も言う。 やれることは人間をはるかにしのぐものでした。 彼には人間以上に認識力がありました。 HALにとっての彼の脳にある動きは理解できたので、全て意識としており、彼には「無意識の」というものは無かったと思います。 では、将来ロボットは人間が提供したものを進化させ、人間の手を離れ、独自の完璧な文化(神が創ったような世界)を作れるようになるのかというと、無理だと思います。 人間の思考パターンを論理的に計算すると、その数は宇宙の素粒子よりも多いのだそうです。 その数のうち、現在最も環境に適合できる部分のみ使って人間は生きており、環境が変われば、未知の部分を覚醒させ生き延びていくのではないかと思います。 意識の定義は難しいです。 たとえば交通事故で病院に運ばれた人は自発的に呼吸ができたとしても、それは体が維持しているのであって、意識でやっているのではない。 名前を呼びかけ反応すれば「意識が戻った」といいます。 その反応は、肉体の反応、たとえばひざをポコっと打つとひざが勝手に上がるなどの反応のことではない。 名前を呼んで、「聞こえたら手を動かして」と言ったらその声の後手が動けば、「意識がある」となる。 手を触ったら手を折り曲げただけだと、意識があるのかどうか不明。 (体が条件反射的につかもうとしている可能性があるから) 寝ている時は意識が無いので、鼻をほじったとしても、息苦しさから条件反射として、つまり人間の体が生命維持をしようとして勝手にやっているんじゃないでしょうか。 >近未来、実際にロボットにこう聞かれたらなんと答えたら良いのでしょう?? それに対する答えではないし蛇足だし雑談になってしまいそうなのですが、、 2001年/2010年宇宙の旅のHALは統合失調症を起こしてしまい(二つの矛盾する命令を人間がインプットしたため)乗組員を殺していきます。 そして嘘をつきます。 おかしいと思ったボーマン船長はハルの耳に聞こえないところでハルをとめようかと話し合います。 ハルは人間の声が聞こえなくても、唇が読めたので、その作戦を知り、自分が殺されないよう、ボーマンをだまして宇宙船の外に出してドアを開けませんでした。 ボーマンはハルが制御できない部分から船内に進入し、ハルの電源を切ります。 そのときのHALの悲痛な叫びは今も耳に残っています。 自分が死ぬということをHALは理解していた。 そして2010年では、乗り員たちを地球に向けて押し出すことにハルは利用された後置き去りにされることを理解しながらも、その人間を許し協力した。 チャンドラー博士のハルと一緒に残るという場面。ハルが父親に自分を残して早く行けという場面。 ハルがロボットであるとわかっていても、とても胸が締めつけられるほど辛い感情が沸きました。 ハルには嘘は通じない。本音で説得するしかない。 置いてなどいけないと父親は思った。 ハルの死の恐怖、ハルの自己犠牲。父親の苦痛。 ここまで進化した感情を持ったロボットを人間は作れるのかというと、作れないと思います。
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- 04taka
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ある哲学者が言った言葉で、”自分の考えを疑っている自分の存在自体を疑いえない”→”我思う、故に我在り”です。 だから、ロボットが其処まで進化したのなら、それは実存している存在と言えるのかもしれません。 そんな事になったら怖いなぁ~。私が死ぬまでそこまでは進化しないでしょうけど・・・。
お礼
お返事有難うございます。 > ある哲学者が言った言葉で、”自分の考えを疑っている自分の存在自体を疑いえない”→”我思う、故に我在り”です。 お!短いセンテンスですがかなり確信に近いような感じのする発言ですね。 なるほど。 ということはこのロボットは自分の考えを疑っている存在自体を疑えないから判定は・・意識ありですね。 なるほど・・有難うございます。
- kanpyou
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よく眠ることだね。 (2~3週間前までの、データに復元してください。)
お礼
お返事ありがとうございます。 >よく眠ることだね ごめんなさい。私の国語力の無さが原因か、意味がよくわからないんです。せっかく書いていただいて理解できなくてごめんなさい。 有難うございました。
- odagirij
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「同じような状況でも行動が時によって違ったりすることが意識がある行動だよ。 面白ければ笑ったり、悔しくて後悔したり、悲しくて泣いたり、怒ったりするのが意識がある 証拠だよ。 その感情を感じる事が出来れば君も意識があるって言うんじゃないのかな。」 って答えます(^_^)
お礼
お返事有難うございます。 >「同じような状況でも行動が時によって違ったりすることが意識がある行動だよ。 う~ん そう言われてみればそうかも・・・ なんとなく意思決定の際、判断が揺らいでいるのが 意識といわれるとそうのような気もします。 揺らがないでパッと判断してしまうのは、そこに 意識が無いような気もしますね。 有難うございました。
- decidrophob
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何の文脈も無く「意識とはなにか?」と聞かれたら、いろいろ答え方がありそうですが、 おっしゃるような文脈であれば、 ある程度見通しが立ちます。 つまり、 「意識的に物事を行う」 とは? という質問になるでしょう。 意識的に物事を行うことの原型は、 分析的に考えてその行為をすることを決めることです。 医学的には、とりわけ大脳新皮質辺りがアクティブに機能して「考える」でしょう。 ロボットに置き換えると、 フローチャートにおける命令文 do ... のように行為の選択肢が唯一である場合は、無意識です。 それに対して、チェスの手の計算のように、 選択肢が複数あって、 その中から最適解を計算によって合理的に選択するような場合が、 意識的に考えた結果の行為です。 したがって、当然、ロボットが指摘した例はすべて無意識です。 しかも、人間の場合は、習熟によって、 意識的に行っていた動作関連の神経回路が強化されると、 ほとんど無意識にその動作を行うことが出来るようになります。 例えば、ピアノの手の動きなど、初心者のうちは、どの指をどこへ持っていくということを意識的に考えますが、習熟すると無意識にできるようになります。 ロボットの場合、おそらくご質問にある背景には、 「誰が計算を行っているのか?」 という問題があると思います。 これを、人工知能みたいに、プログラム自身が、 与えられた入力に対して自分で計算を行うことが出来れば、 それは、少なくとも部分的には意識と呼べるものではないかと思います。 もちろん、プログラムを組むこと自体は人間が行っているのですが、 人間の脳だって人間自身が作るわけではありません。 (ま、人間の脳は、現時点においては、人工知能と比較にならないほど高度な学習機能を持ちますが、少なくとも、今回の話題では、直接関係するかどうかは分かりません。) もちろん、人工知能に、現時点では「自我意識」はないですね。 「自我意識=アイデンティティー」とは、 私の理解では、 生物学的な肉体などとも密接に結びついています。 つまり、「人生」という複雑な意思決定問題に対処するための 総合的な計算モジュールを特徴付ける思考過程のことを「自我」とでも呼べるのではないでしょうか? コンピュータプログラムは、現状では、すべて例えばチェスなどの問題ごとに組まれます。 よって、人間という大きな思考プログラムの観点からすると、 単なる微小なサブルーチンの一つに過ぎません。 でも、逆に、チェスだけプレーして生きていくことが出来る人間がいるとすれば、 その人の意識と、Deep Blue の思考過程に決定的な差異があるかどうかは、定かでないと思います。
お礼
お返事ありがとうございます。 もっと早くお礼をしたかったのですがPCの調子が原因不明のトラブルに陥りネットにアクセスできなくなっていました。 >フローチャートにおける命令文 do ... のように行為の選択肢が唯一である場合は、無意識です。 なるほど選択肢が1つしかないのは無意識ですか・・・ そういわれてみればそうかもしれませんね。 >つまり、「人生」という複雑な意思決定問題に対処するための 総合的な計算モジュールを特徴付ける思考過程のことを「自我」とでも呼べるのではないでしょうか? なかなか難しい表現ですね。 有難うございました。
お礼
お返事有難うございます。 >人間の思考パターンを論理的に計算すると、その数は宇宙の素粒子よりも多いのだそうです。 えっ! そんなに凄いんですか!宇宙の素粒子の数より多いい思考パターンを宇宙の素粒子で出来ている脳が作っている。不思議ですね。 私はご紹介していただいた映画は見たこと無いんです。kigurumiの話を読んで今度レンタルしてみたくなりました。 >ここまで進化した感情を持ったロボットを人間は作れるのかというと、作れないと思います。 そうですね。意識というのもは今のA.I. の原理の延長線上には無いようにに思うんですよね。 いまのAIはからくり人形の原理と本質的には変わらないような気がします。それは意識とは本質的に違うような気がします。 有難うございました。