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どうして「ラ」が重要?
楽器のチューニングも 時報も 音階の始まりも すべて「ラ」ですよね。 でも どうして「ラ」なのでしょうか? そして「ラ」が重要としつつも どうして音階は(長調の場合ですが)「ド」で始まるのでしょうか? 誰が決めたんでしょう? 「ド」の方が 感覚的に納得できるんですが。 大学で音楽を学んだものの 今さらこういうことが疑問に感じられて 仕方がありません。 よろしくお願いします。
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古代ギリシャ音楽(BC800~)に発しているようです。 古代ギリシャにもいろいろな旋法(音階と同義)がありますが、すべてAから発し、下方向に向かって、全音、全音、半音、の2回繰り返しで成立しているそうです。 旋法の変遷は大変複雑で、わたしも十分消化し切っておりませんので、以下資料中の文章をそのまま貼り付けます。(「」で記載) なお詳細は資料をご覧になってください。 「ヨーロッパでは、古代ギリシャの音名に倣(なら)い、古くから1オクターブの12音の中で7つの音を使って音楽を組み立てていました。その組み合わせはいろいろあったようですが、このうち標準となったものが、基準になる音(a=ラ)から、下に向け「全音、全音、半音」の4度を2つ重ね、さらに全音1つを足すことで1オクターブが完成するという「ディアトニック音階」の手法で、ピアノの白鍵はこの音階を表しています。 音の固有の高さを示す音名は、この基になる「ラ」に相当する高さの音をAと定め、上(高い音)に向かって順にABCDEFGと名前をふることで成立しました。」 (詳細は下記URL、「音名の成り立ち」、をご覧になってください) http://www.ne.jp/asahi/voce/home/MameChisiki/MameChisiki.htm 「古代ギリシア音楽にはいくつもの旋法があったが、中心音はいずれも「メーセ(中音)」と呼ばれるイ音であり・・・」 http://www.tcat.ne.jp/~eden/Music/dic/senpou.html 階名は教会音楽からきたようです。 「991(992)年頃に生まれた、ギドー・ダレッツォ(Guido d'Arezzo)が「聖ヨハネの賛歌」の各節の最初の綴り字を取り出して、それをそれぞれの音の高さに当てはめて用いたことから生まれました」 http://www.euph.net/memo/tone_name.html 文献を調べていて、古代音楽にもさまざまな形式があり、それらの中の取捨選択で現在の音楽につながっている大きい流れを感じました。
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- himitu132
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ラの音は時報の音ですね。私も学生の頃に疑問に思ったことがあります。どうしてなのでしょうか? 音叉もラの音で440サイクル、これが世界共通の音だと言うこともどうやって決めたのでしょう? ドは長調の最初の音ですが、短調の最初の音と考えたらラの音から出発なので、音叉の音や時報の音、世界共通のチューニングの440サイクルの高さの音という事になったのでしょうか?
- 24blackbirds
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#3です。 中世の教会旋法では調整が変わると音階そのものが変わったのです。現在の楽譜の様にシャープやフラットをつけなかったからです。これは東洋の雅楽でも同じコトです。我が国の国家は雅楽の旋法で書かれていますが、主音がレの音です(レで始まりレで終わる)。 下のURLで教会旋法の楽譜を見つけましたので貼り付けておきました。ここだけ見てもわかりにくいですが。
- JW500
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5です。 宗教関係の曲から 階名が決まったということを 聞いたことがあったので 検索してみました。 http://www.google.co.jp/search?q=cache:p03mKbL7QEwJ:homepage2.nifty.com/arumukos/unnk/unncssry/snd.html+%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%80%80%E8%AA%BF%E3%80%80%E9%9A%8E%E5%90%8D&hl=ja もし、質問者様がご存じでしたら 前回、今回とも蛇足だったかもしれません。
- JW500
- ベストアンサー率36% (261/717)
質問者様が専門家でいらっしゃるのに 回答するのも少し恥ずかしいですが チューニングのことだけ・・・。 国際会議で決められた経緯が あるようです。 国際調子(インターナショナル ピッチ) スタンダード ピッチ http://www.google.co.jp/search?q=cache:b6riCV_bDfcJ:www.jeugia.co.jp/~aanmusic/dic/177sta.html+%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%AA%BF%E5%AD%90&hl=ja 手持ちの本では、1859年パリの会議で決められた ものを、さらに1887年ウィーンで開かれた 国際会議で一点イを435Hzと決定したとあります。 演奏会調子(コンサート ピッチ) http://www.google.co.jp/search?q=cache:BQq-YaHnxmoJ:www.jeugia.co.jp/~aanmusic/dic/43con_ardore.html+%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%81&hl=ja 1834年ドイツのシュツットガルト会議で決められたそうです。 日本では昭和23年までは 一点イを435Hzとしていたそうです。 現在では442Hzが一般的ですが。 物理学では 標準調子を一点ハを256Hzとする 理学調子というものがあるそうです。
お礼
興味深い記事だと思います。 絶対音感を有する者だけが感じることかもしれませんが 各音階の色合いというか個性というものは 必ずあるものですよね。 でも こうした音階感(?)も Hzの観点から考えると 思いこみに近いものなのかな~なんて思ってしまいます。 特に管楽器奏者などは たまに見かける 440Hzの楽器では 気持ちが悪くて 演奏どころではありません。 (たぶん 多くの演奏家が そうだと思います) 情報ありがとうございました。
- lapereau_hikaru
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#1の者です。 先ほどは中途半端なお答えで申し訳ありませんでした。 言葉にするとなると難しいものですね(^-^; 色々調べてみたところ、以下のHPで分かりやすく説明がされているようです。 参考になさってください。
お礼
ごめんなさい。訂正です。 音律(音階)ではなく 旋法です。 音律は 当時のチューニング法ですよね。 失礼しました。
補足
URL のご紹介ありがとうございます。 とても詳しい資料で じっくり読ませていただきました。 ・・・が、私の理解力不足のためか まだ解決しません。 このページにあるように 昔の音階は「ヘクサコード(本によってはヘクサコルド)」の考えによって構成されました。 ↑始まりの音を変化させることによって 音律(音階)も生まれました。 でも このヘクサコードが そもそも「ド」から始まっているようなのです。 それとも「ラ」から始まるヘクサコードが 当時は主流だったのかな・・・? どなたか ご存じの方 いらっしゃらないでしょうか?
- 24blackbirds
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ドレミの音楽に親しんだ我々にはそう感じられるかもしれませんが、ルネサンス期までの西洋音楽では全く違ういくつもの音階で音楽が作られていたのです。そして、その楽譜の記譜上の最低音がAです。 それと、余談ではありますが、古い時代の音程がなぜ今再現できるのか。鐘が残っているからです。
補足
回答ありがとうございます。 いくつもの音階=音律のことでしょうか? その当時の楽譜は まだ5線に統一されておらず いくつもの種類があったと思いますが どの楽譜になりますでしょうか? もし出典等ありましたら どうぞ教えて下さい。 よろしくお願いします。
- sameid
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ドレミファソラシドは ハニホヘトイロハでありCDEFGABCです。 ラ=イ=Aですね もともとラが基準でした。 わかった時点でなおすべき!ですが残念。 なおっていないのが実に多いんです… 化学の電子配置はK殻から始まりますし 電流は+から-へ…電子は-から+へ… 南国にある打楽器(名前は度忘れ)は ラシドレミファソという1オクターブで出来ています。 ドレミファソ(↓1オクターブ下がり)ラシド…となります。 ドレミファソラシドは後になってからの基準ですから取り残されているのだと思います。
補足
回答ありがとうございます。 もともとラが規準だったのは いつ頃でしょうか? 昔の各音階は 絶対音ではなく 相対音の並び方としての存在だったと思いますが・・・。 このあたりが疑問なんです。
- lapereau_hikaru
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「ラ」の音がチューニングの基準になったのは、赤ちゃんの産声がこの高さだからです。 音階の始まりが「ド」なのは、「ラ」が基準の音だと制定されるずっと以前から音楽が存在しているから・・・ つまり、音楽(曲)が最初にあり、後から「ラ」が基準と決まったわけですね。 参考になるでしょうか。
補足
回答ありがとうございます。 赤ちゃんの産声から「ラ」が決定したのは いつ頃でしょうか? 音楽よりも以前に 赤ちゃんはいましたよね? 昔は チューナーさえなかった筈。 そもそも A=440 となったのは いつ頃かご存じですか?
お礼
詳しい解説をありがとうございます。 私も いろいろと文献にあたってみたいと思います。 日々精進ですかね・・・。 お陰様で 研究欲がムクムクと。(^^; ありがとうございました!