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部品の品質と製品の性能
複数の多種の部品から構成されている製品があった場合、限られた少数の部品だけを品質のより良いものに取りかえると、かえってその製品の性能が低下してしまうという実例はありますか?
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he-goshite-さんも書いていますが、「品質が良い」の定義にもよりますが、よくある話だと思います。 製品は自動車、部品はタイヤとして考えて見ましょう。 ほかの部分はそのままに、タイヤをハイグリップな物に設計変更したとします。タイヤ自身の品質(この場合はグリップ)は良くなりますが、自動車の製品として見ると様々な弊害があります。 たとえば、今までタイヤがスリップすることで逃げていたストレスが逃げなくなり、車体、サスペンションに過負荷がかかり、寿命が短くなり、極端な場合にはボディが変形します。 ほかにも、樹脂ギヤの組合せの減速輪列の一部のギヤを強度Upのために金属にしたところ、その前後に噛み合うギヤ(これは樹脂のまま)の磨耗が極度に進行したなどが、実体験としてあります。 いずれにしても、製品は微妙なバランスで品質を保っているのが常なので、どこかを突出して良くすると、そのバランスが崩れて、おかしくなる事は珍しくありません。 色々な品質管理の解説本にも書いてあります。 もし機会がありましたら、探して立ち読みでもしてみてください。(この手の本はとても高価なので)
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- he-goshite-
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単純な組み立て型の製品では普通ないと思います。 複数の構成要素が互いに補い合って総合的に性能を発揮しているようなものでは,おっしゃるようなことがありえると思います。 「実例」ではなくてごめんなさい。 例えば, (「品質のより良い」とは何か?を定義しないままですが) 木造建築で,曲がった柱,曲がった梁など(限られた少数の部材だけ)を単純にまっすぐなものに取替えてしまっては,建物としての性能によい影響を与えないでしょう。
お礼
ご教示有難うございます。
補足
例えばある部品を耐久性がよいものに変えてみたら他の部分(部品)により大きい負担がかかって製品自体の寿命としてはかえって短くなってしまったというような事はないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。多数の部品が夫々別のメーカーで作られているとき、部品の組み合わせによって、責任がない部品が欠陥製品の原因だと糾弾されるようなことがないかと考えたのです。