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ピルトダウン事件
私は先日ピルトダウン事件を知りました。この事件は人類の進化のミッシングリングを捏造したものであり、現在でも誰が犯人であったかはわからないそうです。 そこでなぜこの事件が起きたのか(なぜ偽造だと見破れなかったのか)、当時どのような反響や反論があったのか、そして誰が犯人であったと考えられるかなど、ピルトダウン事件についてみなさんの意見をお聞かせ下さい。
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「人類の先祖がいるなら,脳の発達した猿だろう」という考えがあったため,やっとその証拠が見つかって舞い上がってしまったのかもしれません。 実際には脳の発達は顎等の退化よりずっと遅れていることが後の化石発見によって明らかになり,徐々に疑われるようになったのでしょう。 参考URLには,#1さんの紹介されたコナン・ドイル犯人説とともに,古生物学者のマーチン・ヒントンが真犯人であった証拠が示されています。
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- masudaya
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なんか,南方熊楠と夏目漱石(どちらも英国に留学していたので)を題材にした漫画で見たことがあります.(題名は忘れました.)結論はコナンドイルが犯人ということになっていました.(漫画ですので,この犯人は仮説です.)偽造方法が稚拙で,偽造であることは比較的,時間がかからずに分かったようです. コナンドイルが犯人であるという説には,当人はオカルトに熱を上げており,キリスト教を信じていた.そのため,進化論を肯定できず,ミッシングリングを捏造することで進化論者を貶めたかった,(ころあいを見計らって,偽造であることを,発表しようとしていた.)となっていました.
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ご回答ありがとうございます。 当時のイギリスの進化論者達は、進化論の正当性を高めるためにミッシングリンクを、しかもダーウィンの出身であるイギリスからどうしても発見したかったみたいです。 このことにコナンドイルがつけこんで進化論者達を笑い者にしようとしたということでしょうか。それとも聖書の天地創造説を脅かす進化論の不確実性を露呈させることが目的だったのかも知れませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 (1) 当時の学界が待ち望んでいた発見であったこと、(2) その発見が民族的優越感を満足させるもので、世間にも熱狂的に迎え入れられる性質のものであったこと、(3) これらの熱狂が冷静な批判を押さえ込んでしまったこと 確かに歴史は当時の時代背景によって利用されたり湾曲されても、人々は盲目になることがあります。だからこそ、いかに客観的な目で冷静に判断するかが大切なのですね。