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アミノ酸培地
さまざまな種類のアミノ酸を培地にして細菌を培養しました。 この結果、各アミノ酸ごとに数や色に違いが出ました。 例えば、グルタミン酸は数が少なく、フェニルアラニンは多くコロニーが見られました。 アミノ酸はそれぞれ代謝中間体に分解されるのに、数や色が異なるのはどうしてなのでしょうか。 最終的に同じになるのでは?とおもうのですが・・・・。
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- lone_lynx
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#2です 2次代謝産物とは、例えば乳酸菌の出す乳酸とか、緑膿菌のフルオレセインとか、O157のベロ毒素とか... あと菌の臭いなんかは、菌が放出した有機酸がもとですし。 菌が生体活動の中で菌体外に放出したものが2次代謝産物といわれるものです。
- lone_lynx
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窒素源は添加したアミノ酸だけですか? pHは合わせましたか? アミノ酸といっても、含硫アミノ酸もありますし、フェニルアラニンはインドール環を持っています。グルタミン酸はそのまま溶かせば酸性です。 菌は、自分の周りにある炭素源と窒素源を資化してエネルギーを得て、2次代謝産物を放出します。資化する経路は同じでもそこで放出される代謝産物は、資源によって異なって当然です。コロニーの色は、2次代謝産物の色ですから、色が変わっても不思議はないでしょう。 また、菌の生育条件の中で、pHは大きなファクターの一つです。酸性アミノ酸や塩基性アミノ酸を使った場合、pHを合わせなければ、生育条件が他のアミノ酸と異なってしまいますから、コロニー数に差が出るのが自然でしょう。 ところで、コロニー数に差があったというのは、どのくらいの差ですか? 微生物の世界では、1桁違わないと差があるとは言いませんよ。10個と100個は差がありますが、100個と200個ではばらつきの範囲内です。
- weevil
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各種類のアミノ酸は、すべて代謝により別のアミノ酸に変換できる訳ですが、種類によってこの能力を欠くものが居ます。 例えば人間の場合17種類のアミノ酸の幾つかは合成できません(そのため体外から摂取する必要があり、必須アミノ酸と呼ばれています)。 これは細菌にも当てはまり、特定のアミノ酸の代謝能力を持たないか、非常に弱いため、該当するアミノ酸の入っていない培地では、生育しないものが生じます。また、代謝の際にA→B→Cの様に中間代謝物がある場合にB→Cの反応が起こらなければ、Bがどんどん溜まっていくこともあります。(色の違いが出るかはよくわかりません) アミノ酸だけでなく、糖、有機酸、金属塩等を変えても違いがでます。細菌の種類を見分ける基本的な手段でもあります。
お礼
遅くなりましたが、回答ありがとうございました。 窒素源・炭素源はアミノ酸のみでした。アミノ酸を唯一の窒素源・炭素源として増殖の過程を観察する実験でした。 コロニーの差は、グルタミンとフェニルアラニンでは一桁の差はありました。他のはその間くらいです。(正確な数はわかりませんが・・・) それと、基本的なことなのかもしれませんが・・・二次代謝物とは、たとえばどのようなものですか?