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一般細菌
食品の検査で「一般細菌数」というのがあるようですが、 「一般細菌数」とはなんでしょうか?これ用の培地の組成を見たところ、酵母なんかもガンガン生えてきそうな気がします。 それと、「混釈培養」と「塗抹培養」の目的や用途の違いを教えてください。 例えば単コロニーを拾う時は、塗抹にしなくてはいけないはわかります。混釈した場合と、塗抹した場合は、理論的に、出てくるコロニー数は一緒なのでしょうか? よろしくお願いします。
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>「一般試験法」の「微生物試験法」の部分は「標準平板菌数(一般細菌数)」とあるんです。 私の手元にある「食品微生物検査マニュアル」(栄研)には 一般生菌数または標準平板菌数・・・となってます。 一般細菌数と生菌数かなり混同されてるようです。 培養で増える=生きていると解釈される事が多いからでしょうか。 実際は生菌と死菌。別の検査方法があるんですけどね。 標準平板菌数(公定法)も手順見られたらわかる通り混釈培養です。 嫌気性菌の培養は難しいです。 混釈培養の培地中でも空気はいっぱいあるでしょうし、 嫌気性菌が望む環境ではないでしょう。 一般生菌数に関していえば、菌が何個あるかのみで その菌が何であるかは調べませんし、追求していけば嫌気性も 混じってる可能性もあるかな・・・ さらに自信のない回答になってきました(^^; 申し訳ないです。 一応専門家のはしくれですが自信ないので一般人にさせてもらってます。
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- kikyo777
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食品検査では「一般生菌数」ですね。 標準寒天培地、好気的条件で発育した中温性の細菌数です。 酵母も生えてきますね。検査の邪魔になります。 「混釈培養」は菌液と培地を液化したものを混ぜて培養します。 すると菌があれば培地の中、潜った形で培養されます。 最近検査で注意しなければならない落下細菌は表面に生えるので 表面に生えた細菌および真菌はカウントしません。 落下細菌(空中に多く存在しない)の影響がすくない検査などは「塗抹培養」が多いです。 培地を溶かして処理後また固めますよね。 その間はシャーレの蓋を少し開けておきます。 この間に落下細菌が入りやすいです。 もともとの検体(食品)由来か落下細菌かを判断するのに 混釈培養はすぐれています。 その他「重層」するのも本来食品の中にあった細菌と区別しやすくする為ではないでしょうか。 ちょっと自信ないですが。 一応食品検査経験者なのですが、説明するのは難しいですね。 意味不明なところがあれば補足して下さい。 できる範囲でお答えしたいと思ってます。
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 大体わかりました。 確かに培地には「生菌数」とありますね。見直してみました。 ただ一つピンとこないことが・・・。 手元に「衛生試験法註解(だったかな)2000」の該当部分のコピーがあり、「一般試験法」の「微生物試験法」の部分は「標準平板菌数(一般細菌数)」とあるんです。 これが「一般生菌数」なら、納得いくのですが・・・・・。 以下補足へ記入しますので、よろしくお願いします。
補足
試料の中に、嫌気性菌があったらどうなるのでしょうか? 例えば、塗抹培養では出ないが、混釈培養なら出る、なんてことになるのでしょうか?
お礼
再登場ありがとうございます。 「生菌と細菌が混同されているのでは?」という気が、私もしていました。 >「食品微生物検査マニュアル」(栄研) には生菌と書いてあると知り、とっても安心しました。 嫌気性菌のことについてもありがとうございます。 また何かあったらよろしくお願いします。