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伊達くらべの元本
江戸時代、五代将軍綱吉のとき、江戸の石川六兵衛の妻女が将軍綱吉に衣裳比べを仕掛けた。小説では「伊達くらべ」などの題で、多岐川恭、北原亞以子、杉本苑子などが書いているのですが、元になる文献はなんなのでしょうか?江戸時代に書かれたものがあると思うのですが。「武野燭談」には難波屋十右衛門の妻女とのことは書いてあるのですが、江戸でのことは書いてありません。急ぎませんので、お願いします。
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戸田茂睡という浪人が書いた元禄期の同時代史『御当代記』が出典のようです。 http://www.echol.gr.jp/digilib/gotodaiki/intro.html かつ、平凡社東洋文庫の一冊としてすでに発刊されているようです。 http://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60003143 当方未見ですが、丸谷才一氏著『忠臣蔵とは何か』という長編評論中で、 『御当代記』中に「こんな話が載つてゐる」とご質問の当該箇所に触れ、 「江戸の富豪、石川六兵衛の妻は」「天和元年(一六八一)五月、上野の寛永寺に詣でる綱吉に伊達くらべを仕かけた。」「このため六兵衛は追放、家財は没収された」とあります。
お礼
ご紹介して頂いた『御当代記』も『忠臣蔵とは何か』も地元の図書館にあるようです。早速借りてホームページ作りに活用しようと思います。ありがとうございます。