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遠野物語って実話なんでしょうか?
高校のころにはじめて読んで衝撃を受けて以来、「遠野 物語」を何度も読み返しています。そして、これも 以前から思っていたことなのですが、この話は事実に 基づくものなのでしょうか? 事実にしてはあまりに 面白く奇想天外なのですが。
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『遠野物語』は入れ子細工になっています。つまり 「*********************」という話を、何某さんは聞伝え、作者(柳田)に教えてくれた。 という構造でできている。この「『…………』という話を何某さんから採集した(聞いた)」という部分は実話です。実話というか、『遠野物語』には民俗学の文献資料としての性格もありますから、遠野へいって柳田がそういう話を何某さんがしてくれるのを聞いたこと、および、何某さんが話す内容を勝手に変えたりすることなく記録したこと(表現の手直しはあるにしても)、は事実です。そこの部分に創作はありません。 ただし「『******』」の部分、つまり遠野で伝承されたお話そのものは、ほんとうかうそかはわからない。昔からそう伝えられてきたというだけであって、昔実際そういうことがあったかどうかについては、われわれは想像や推測することはできるけれども、実証はできないわけです。文学というのは言葉で作る冗談(うそ)だから、それでいいのではないかと思うのですが。
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あれはあくまで「事実として伝えられた話」であると理解しています。 「誰々さんから直接聞いた話」を実話と言うならたしかにそうでしょうし、まったくの創作でないことはたしかです。ただ現代われわれがそれを事実として聴くほどにはあそこは近くなくなりましたが。 遠野に限らずどこでもさまざまに語られていた「現実の出来事」があって、そういう世界に人は生きていたのでしょう。
- kuma-ku
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こんばんは 以下のページには、「佐々木喜善の祖母の弟の実話」として紹介されていました。