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遠野物語
子供のころ、母の蔵書で「遠野物語」を読みました。 その中で、馬と女性が恋仲になるようなちょっとセクシーな話があったのを記憶していますが、これが何を参照したらまた読めるものかどうか分からず…。 明日仕事で遠野に行くので思い出したいです。 「遠野物語」で、馬と女の子のエピソード、どう検索したら読めるか教えてください!
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#1です。 興味があったのでページを「馬」で検索したところ次のような内容が 六九段 にありました。 これで良いかどうかはわかりませんが、とりあえず以下に抜粋します。 六九 今の土淵村には大同だいどうという家二軒あり。山口の大同は当主を大洞万之丞おおほらまんのじょうという。この人の養母名はおひで、八十を超こえて今も達者なり。佐々木氏の祖母の姉なり。魔法に長じたり。まじないにて蛇を殺し、木に止とまれる鳥を落しなどするを佐々木君はよく見せてもらいたり。昨年の旧暦正月十五日に、この老女の語りしには、昔あるところに貧しき百姓あり。妻はなくて美しき娘あり。また一匹の馬を養う。娘この馬を愛して夜よるになれば厩舎うまやに行きて寝いね、ついに馬と夫婦になれり。或る夜父はこの事を知りて、その次の日に娘には知らせず、馬を連つれ出して桑の木につり下げて殺したり。その夜娘は馬のおらぬより父に尋ねてこの事を知り、驚き悲しみて桑の木の下に行き、死したる馬の首に縋すがりて泣きいたりしを、父はこれを悪にくみて斧をもって後うしろより馬の首を切り落せしに、たちまち娘はその首に乗りたるまま天に昇のぼり去れり。オシラサマというはこの時より成りたる神なり。馬をつり下げたる桑の枝にてその神の像を作る。その像三つありき。本もとにて作りしは山口の大同にあり。これを姉神とす。中にて作りしは山崎の在家権十郎ざいけごんじゅうろうという人の家にあり。佐々木氏の伯母が縁づきたる家なるが、今は家絶えて神の行方ゆくえを知らず。末すえにて作りし妹神の像は今いま附馬牛村にありといえり。
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- arema2
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「遠野物語」のオシラサマと言うお話です。 なので、オシラサマで検索してみて下さい。 私は九州住まいなのですが、 仕事と関係なく、二度遠野を訪ねました。 何故か引きつけられるものがあるんですよね~ 久しぶりに読んでみたくなりました。 ご参考までに。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「オシラサマ」で当たりのようです。 今回岩手には通り道ではなく行くのは初めてです。仕事で行くのですが、宮沢賢治の里イーハトーブ、不思議の物語遠野の地を踏むのは子供のころから憧れがありました。楽しみです。 ありがとうございました。
- Piedpiping
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青空文庫で読めます。 www.aozora.gr.jp 内を検索に「遠野物語」と入れてください。 http://www.aozora.gr.jp/ ちなみにこれですね。 六九 今の土淵村には大同(だいどう)という家二軒あり。山口の大同は当主を大洞万之丞(おおほらまんのじょう)という。この人の養母名はおひで、八十を超(こ)えて今も達者なり。佐々木氏の祖母の姉なり。魔法に長じたり。まじないにて蛇を殺し、木に止(とま)れる鳥を落しなどするを佐々木君はよく見せてもらいたり。昨年の旧暦正月十五日に、この老女の語りしには、昔あるところに貧しき百姓あり。妻はなくて美しき娘あり。また一匹の馬を養う。娘この馬を愛して夜(よる)になれば厩舎(うまや)に行きて寝(い)ね、ついに馬と夫婦になれり。或る夜父はこの事を知りて、その次の日に娘には知らせず、馬を連(つ)れ出して桑の木につり下げて殺したり。その夜娘は馬のおらぬより父に尋ねてこの事を知り、驚き悲しみて桑の木の下に行き、死したる馬の首に縋(すが)りて泣きいたりしを、父はこれを悪(にく)みて斧をもって後(うしろ)より馬の首を切り落せしに、たちまち娘はその首に乗りたるまま天に昇(のぼ)り去れり。オシラサマというはこの時より成りたる神なり。馬をつり下げたる桑の枝にてその神の像を作る。その像三つありき。本(もと)にて作りしは山口の大同にあり。これを姉神とす。中にて作りしは山崎の在家権十郎(ざいけごんじゅうろう)という人の家にあり。佐々木氏の伯母が縁づきたる家なるが、今は家絶えて神の行方(ゆくえ)を知らず。末(すえ)にて作りし妹神の像は今(いま)附馬牛村にありといえり。
お礼
わざわざ本文をありがとうございます! 自分が子供のころ読んだものは、誰かが脚色した本だったことが分かりました。 このお話をもとに描写の細かい小説になっていて、母に「お前にはまだ早い!」と取り上げられた記憶があります。 元は「オシラサマ」というお話だったんですね。 大変勉強になりました、ありがとうございます。
- hakobulu
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お礼
ご回答ありがとうございます、後のご回答参照致しました。
お礼
わざわざ本文をありがとうございます! 自分が子供のころ読んだものは、誰かが脚色した本だったことが分かりました。 このお話をもとに描写の細かい小説になっていて、母に「お前にはまだ早い!」と取り上げられた記憶があります。でも、タイトルは確かに遠野物語でした。 元は遠野物語の「オシラサマ」というお話だったんですね。 大変勉強になりました、ありがとうございます。 同じく他の方が本文を回答に載せて下さいましたが、一番最初にご回答頂き再度投稿くださいましたのでベストを差し上げることに致します。 ありがとうございました。