教育研修の際、事例紹介は重要ですか?
ヒューマンスキル系のコンサルタントと教育研修の講師をしている者です。
先日、あるカメラメーカーの販社で、販売マネージャーにコーチングセミナー(お互いに初めて)を行いました。その結果、セミナーを仲介した担当者から、「研修講義の内容中、他社の事例が少ないので、内容がおそまつだ。もうお前を使わない」と言われました。私の研修は6割をワーク、3割を講義、1割を事例としております。
私はいままで、(ヒューマンスキル教育に関しては)受講者が、現在の自己に向き合って、気付き、自己を改善することが教育の本質であると思っておりますのでワークを中心にし、事例はあまり語らずにきました。(ケーススタディで論理的に課題を発見する目的の場合は、また方法が異なります)
特にコーチングのようなヒューマン系のスキルは、車の運転と同じで、いくら教科書上で学んだり、他者の話(実例)を聞いても車は走らないように、とにかく数多く、型を実践しなければ上手には全くなりません。
ですから、他社事例を知って知識を増し、刺激は受けても受講生の意識・行動は変わらないと考えていました。また、自ら考えて、行動を変えて欲しいという、私の願いから事例を聞いて、分かったような気持ちにならないよう、事例をあまり講義内容にいれてきませんでした。
プロの講師の方は、この件についてどのように考えられているか教えていただけませんか?また、今後どのように考えていくべきかアドバイスをお願いいたします。