日本企業は 海外で通用するか? そして・・・
いやいや 《案外に健闘している》という評価を与えつつ それは《中堅人材の形成・活用》に活路が求められるのだという論陣を小池和男が張っている。
◆ (小池和男:海外直接投資から稼げ) ~~~~~~
・・・人材の面でエリートたちは米英がおさえている。世界各国の有力大学卒のすぐれた若者は米英企業に職を求めても 日本企業にくるのはごく一部の例外にすぎない。それでは海外日本企業の競争力はどこからきたのか。
それは職場の中堅人材の形成・活用にある。
進出したその国の庶民の技能を高め活用する点である。
中堅人材とは 工場の生産現場に張りつき 生産で起こる問題に対処する製造技術者 また生産労働者の技能上位一割層である。
その人たちがマニュアルに書けない問題や変化に対応する。
マニュアルに書いてない問題はひんぱんに起こる。
そうした問題をこなす人材の形成と活用が重要なのである。
(日経:《成長》の条件・2 2011・01・27朝刊 29面)
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☆ 《なかでももっとも高度な問題は 新製品の設計に対して意見を言い 改定案まで言うことである。・・・》とつづく。
表題の《そして・・・》というのは むろん国内での成長の問題を言おうとしているのですが このまだなお断片的な情報なのですが それに接して感じた哲学的なご所見を自由にお寄せください。
補足・訂正・批判・展開あるいは感想などをお聞かせください。