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原価率計算
原価率を使用して原価を求める場合,値引・割戻前の売価を使って求めますが,なぜ値引き後の売価から原価を求めてはいけないのでしょうか。
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◆なぜ原価率は販売時点で決定するのでしょうか。 正確には仕入価格が決まった後に決定されます。 実際の商売の流れを考えるとわかると思います。 例えば、商品を仕入れて最終的な仕入価額が70円と確定したとします。この70円の商品を「販売する前」にどのくらいの利益を上乗せして販売するかを決定しますよね(利益率・原価率を把握しないで売価を決定することはありませんから)。ここで売価に対する利益率を30%に設定するのであれば、原価率が70%になりますので、70÷70%=100円、つまり、売価は100円になるわけです。簿記の勉強上の原価率は事前的に決定されるものだと理解してください。 ◆売上割戻が決定した時点のほうが計算が楽だと思うのですが 上記で説明したとおり、売価を決めるのは仕入原価が確定したあとになり、その際に利益率・原価率が事前に決定されます。ただ、財務諸表の経営分析に用いられる利益率・原価率は一会計期間の経成績の結果を判断する場合がほとんどですので、事後的な数値(値引・割戻後の金額)を使用するケースが多いです。
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- SSSIN
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原価率の算定公式は売上原価÷売上高ですが、売上原価率を求める際には売上値引・割戻は考慮しません。 理由は原価率決定後に販売が行われるからです。 取引の流れを考えると通常は下記になります。 (1)商品仕入 (2)仕入値引・割戻 (3)販売価格決定 (4)商品の販売 (5)売上値引・割戻 原価率は上記(3)の時点で決定されます。つまり、仕入価格が決まり、仕入値引・割戻を考慮した後に販売価格を決めるのです。ですので(5)売上値引・割戻を考慮する前の金額を基に計算するのです。
お礼
売上値引・割戻まえの売価が,原価率を算定上の分母に当るということですね。ありがとうございます。
補足
すみません。再度質問したいのですが, なぜ原価率は販売時点で決定するのでしょうか。 売上割戻が決定した時点のほうが 計算が楽だと思うのですが。