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のろしの実用例
今もどこかにのろし台は残存していますか。 煙の色にも何か情報をいれていましたか。 結局、電話の早さには勝てなかったからですか。
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>今もどこかにのろし台は残存していますか。 日本国内では、古代の九州から近畿にかけて(瀬戸内海沿岸に)のろし台跡が残っています。 ※(最近偽書扱いになりつつある)日本書紀にも記載あり。 蘇我一族の反対(クーデターで、蘇我氏を殺害)を押し切って、百済国救援部隊を派遣。 結局、大敗北しました。 報復を恐れた天智大王・藤原鎌足は「朝鮮式山城を築き、防衛体制」を整えました。 ※天皇の称号は、天武からです。 この各山城跡に、最古の狼煙代が残っています。 最新ののろし台は、江戸時代各藩が設置した国堺にあるのろし台です。 >煙の色にも何か情報をいれていましたか。 古代ののろしは分かりませんが、各藩ののろし台では色を変えていたとの記録が残っていますね。 >結局、電話の早さには勝てなかったからですか。 電話などの通信網が発達していない時代の、情報伝達手段がのろしです。 白村江の戦で大敗北をした天智政権は、先に書いた様に山城を築きのろし台を設置しました。 昭和時代に、九州から近畿までの各山城ののろし台を連携して情報伝達を行った実証実験があります。 伝書鳩・船・馬よりも早く、情報がヤマト朝廷に届いたとの事です。
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- staratras
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有名なものでは、ローマ教皇の代替わりの際、バチカンで新しい教皇を決める会議(コンクラーヴェ)で新教皇が決まったかどうかを、システィーナ礼拝堂の煙突から立ち上る煙の色で今でも伝えています。決まった場合は白色で、決まらない場合は黒色です。次々に伝達していく方式の狼煙ではありませんが、広い意味では「のろしの実用例」と言えるでしょう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7
- AlexJenifer
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はい、沢山あります。 私もいくつか見たことがあります。 岡山大学で「近世以前の土木遺産の現状確認による価値評価、ならびに、地域的特徴の抽出とその分析」という研究が行われたとき、狼煙台も対象となり、詳細なリストが作られています。(リストは狼煙台と遠見台をまとめたものになっています) https://www.kinsei-izen.com/ranking/81_noroshi.html 「煙の色にも何か情報をいれていましたか」 狼煙台にはそれぞれ伝える情報の違いがあり、一部では材料を変えることによって色を変えて情報をいれていたそうです。 「電話の早さには勝てなかったからですか」 いいえ。電話より先に、光信号による通信と、電信に負けてますね。
お礼