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首振りエンジンの実用例について
模型の小型船舶によく使われる首振りエンジン(オシレティングエンジン)ですが、19世紀頃には実船に使われていたことがあると聞いたことがあります。実船に使われていた例や資料がございましたらご教授下さい。首振りエンジンは構造が簡単で自作には適していますが、せいぜい模型用ぐらいしか用途がないように思われます。実船に搭載した際、狭い機関室で大きなシリンダを振り回すことが想像できません。是非お教え下さればありがたいです。
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船名まではわかりませんが、初期の頃の外輪船では結構使われていたようです。特に外輪を千尾に持つタイプでは、舷側に長大なストロークを持つシリンダーを取り付け機関本体を船外に置いてしまうことが出来、回転数も数rpm~数十rpm程度ですから構造的にも特にもんだいはなかったようです。模型のオシレーティングエンジンのように高回転で回るわけではないので、シリンダー自体を揺動させてもたいした問題にはならなかったのでしょう。
お礼
ご教授ありがとうございます。なるほど舷側にシリンダをセットし船尾に水車を配置してロッドでリンクすればすっきりしますね。せいぜい数十rpmの回転数とは知りませんでした。ロングストロークの高トルク型だったのですね。イメージがはっきりしてきました。重ねて御礼申し上げます。