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律令制度(奈良・平安時代)安産で、有名なところ。
皇后ほか女性は安産祈願をしたと思いますが、有名なところはどこですか。 教えてください。よろしくお願いします。 女性の住まいへ神官や僧侶が祈祷にきたのですか。
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「子を授かるように」祈願を自身が寺社に赴いて行った、という話はいくつか伝わっていますが(文徳天皇后の染殿皇后(藤原明子)が祈願に訪れたという奈良の帯解寺がもっとも有名です)、懐妊後の非常に身分の高い女性が「出かけた」ということはほぼなさそうです。 「女性の住まい」ではありません。高貴な女性はこの時代、懐妊すると実家に「里下り」をしてそこで出産するのが慣わしです。だから神官や僧侶が祈祷にいくのは、女性達の実家ですね。 紫式部日記には中宮彰子の出産について書かれています。彼女が里下りした翌朝から安産祈願のために「不断経」が始まり、五壇の御修法という密教の儀式が開始。入れ替わり立ち替わり、高僧達が多くの僧を引き連れて加持祈祷を行いました。出産が迫ると「中宮にとりついている物の怪を払う(と信じられていたので)」ために修験者や陰陽師が動員され修験祈祷が行われました。最後は貴族達もどんどんつめかけてひたすら読経に励んだという記述もあります。 道長は懐妊が判るとただちに土御門邸を改築、産所の他にこれらの祈祷のための棟をいくつか新しく作った事が他の人達の日記や書簡によりわかっています。 紫式部日記で名前が分かっているのは、観音院、法性寺、浄土寺ですね。(写本のため、間違いもあり恐らくはこうだ、と解釈されている物もあります)皇后ともなれば出産は国家行事、このように「どこの」ではなく「ありったけの」祈祷を行える人々が動員されたのでしょう。
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- toratora(@aasjetto)
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回答No.1
清水寺 子安の塔です