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ラテン・アメリカ小説に興味があります。
ラテン・アメリカ小説に興味があるのですが、 まだ読んだことがありません。 英・米・独・仏・露の古典小説なら結構 読んでいると思うのですが。 ラテン・アメリカ文学がいちばん熱かった時代の 面白くて、読み応えのある作品を 沢山教えて頂けますでしょうか。 何作でも結構です。 多ければ多いほどいいです。 岩波文庫のカルペンティエル「失われた足跡」 とバルガス=リョサ「密林の語り部」は、未読ですが、 持っておりますので、この二作以外で お願いいたします。m(__)m 回答お待ちしております。
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>ラテン・アメリカ文学がいちばん熱かった時代の 面白くて、読み応えのある作品を 沢山教えて頂けますでしょうか。 ⇒以下のとおりお答えします。 私が一番お勧めしたいのは、マルケス『百年の孤独』です。 ①G.マルケス(コロンビア)の『百年の孤独』(1967):ノーベル賞受賞作。現実的世界と想像の世界とが渾然一体となった作風(魔術的リアリズム)で知られ、前衛的・実験的試みが読書人の関心を集め、世界中にラテンアメリカ文学ブームを引き起こす。また、作者マルケスは晩年病床から公表したブログは大いに示唆的(例:「子どもたちに翼をあげたい。ただし、飛び方は自分で学んでほしい」)。 次のお勧めは、リョサ『緑の家』、『都会と犬たち』です。 ②V.リョサ(ペルー)の『緑の家』(1965):リョサは社会・政治的関心が高く(大統領に立候補して藤森氏に敗れた)、軍隊の内部的葛藤を描いた『都会と犬たち』は映画化されて、衝撃を与えた。 その他、プイグ『蜘蛛女のキス』やボルヘス『伝奇集』なども取っつきやすいと思います。 ③M.プイグ(アルゼンチン)『蜘蛛女のキス』(1976):戯曲風の小説で、話題作として映画化された。舞台は、ブエノスアイレスの刑務所の獄房の一室。性犯罪により懲役8年を宣告されたゲイの女装男性のモリーナは、社会主義運動の政治犯として逮捕された青年革命家ヴァレンティンと同室になる。モリーナは、刑務所長からヴァレンティンのいたゲリラ組織に関する情報を聞き出すよう命じられていたが、モリーナがかつて見た映画の筋を語ったことなどから、二人は互いに心を通わせていく…。 ④J. L.ボルヘス『伝奇集』(1944):『八岐の園』、『工匠集』などの短編を編集したもの。鼓直氏の翻訳が素晴らしい。
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- D-Gabacho
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自分もあまり読んだことありませんが、読んでおもしろかったのは マヌエル・プイグ「蜘蛛女のキス」 ガルシア・マルケス「エレンディラ」「族長の秋」