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【日本史「人属器」】なぜ日本人は人属器文化なのです
【日本史「人属器」】なぜ日本人は人属器文化なのですか? いつから日本人は食器ごとに使う人が決まっている食文化になったのですか? 韓国も人属器文化なのでしょうか? 中国は円卓に大皿が並んで小皿に取り分けて食べるので食べる小皿は人属器ではありません。
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明白な「コレ」という学説はないようです。 あくまで私の考えですが、日本では昔から長幼の序という考え方が強くありました。年長者と年少者の間にある秩序、言い方を変えれば格差です。 父親や長男だけおかずが多い、というのもよくある話だったようです。 また女性にしても、結婚直後の「妻」と、跡継ぎになる男子を産んだ「母」では家庭内の立場に差があった、とか。 そうした家庭内格差がある以上、食器も別々の物を使うのが自然だったのではないでしょうか。
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- pri_tama
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>円卓に大皿が並んで小皿に取り分けて食べる これって日本発祥の文化(目黒の雅叙園など)です。 ⇒本家中国でも便利だと逆輸入されていますが…。 満漢全席とかの本式では、各個人の前に料理が載った皿をズラリと並べ、2・3回箸をつけると、脇に控えた召使が皿を下げていくと言うのが作法です。 ⇒狭い日本では、皿を並べる場所を確保するのも難しいし、脇に常に召使がいるのも落ち着かないので、大皿に乗せて客の前に出し、各々が食べる分だけ取り分ける作法が発生しました。 ⇒これがさらに発達し、回転卓でグルグル回す事で、取り分けも客本人が出来る様に成り召使(店員)が脇に居なくても大丈夫[チップを払いたくないと言う客の思いも有った…。]になった。 (日本国内でマナーが簡略化されてしまった。) 韓国も彼らの曰く宮廷料理に端を発すると言う韓定食も、各個人ごとの皿や器に乗せて供されます。 ⇒日本(畳)、韓国(オンドル)と床に座る文化が有りますので、取り分けの為に、席から身を乗り出したり、立ち上がったら皿や器や酒器をひっくり返しかねませんの、各個人が取り分けするのは馴染みません。 といいますか、フランス料理の歴史が顕著ですけど、料理に味以外の美しさを求める様に成ると、ほぼ確定的に個人の皿に一人分ずつ盛られて配膳される様に成ります。 (客人に取り分けをやらすと、汁が零れたり、乱雑に盛り付けたりで美しさから隔絶してしまう…。) あと、日本だって気の置けない仲間や家族との食事の様だと、各々が自分の口に入れるのに使った箸で鍋をつつく様に、共有の文化も有ります。 (外国人は結構おどろく人が多いとか…。) 取り分けに関しても、織豊期から江戸時代にかけての茶懐石とかでは、料理の最終仕上げを客人の前で客を招いた主人が行い、完成した料理を客人の器に主人が取り分けていく習慣が有りました。 ⇒伊達政宗の言だと 「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理してもてなすことである」
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