日独伊 三国同盟について
果たして、日独伊 三国同盟に、メリットは、あったんでしょうか?
ドイツ、イタリアと、軍事同盟を結ぶ必要性は、あったんでしょうか?
日本は、地理的に遠いから、ドイツ、イタリアと、共同軍事作戦を取る可能性は、低かったです。
三国同盟は、アメリカを仮想敵国とし、同盟国のどこかが、アメリカと戦争になると、他の同盟国も、自動的に、アメリカと戦争することになっていました。
ソ連は、アメリカを、戦争に引き込みたくて、工作員を通じて、盛んに日本を挑発しました。
アメリカは、ドイツを挑発しましたが、ドイツが乗ってこないので、日本を挑発します。
連合国側が、日本を挑発したのは、日本とアメリカを戦争させ、ヨーロッパ戦線に、アメリカを参戦させたかったからです。
もし、三国同盟がなければ、日米開戦は、自動的には、米独開戦になっていません。
すると、ソ連(アメリカ)が、日本を挑発して、日米戦争をさせても、アメリカは、ヨーロッパ戦線に参戦せず、目的を達せられないことになります。
アメリカの参戦論者にしても、三国同盟がなければ、日本を挑発して、戦争しても、対独戦争には、直結せず、無意味ということになります。
ドイツから見ても、三国同盟がなければ、アメリカが、ヨーロッパ戦線に参戦していないから、助かったわけです。
「日本から、暗号が漏れていたので、ドイツの敗戦が、2年早まった」とも言われています。
日本人は、「大勢でやることは、いいことだ」という価値観を持っていますが、三国同盟は、ないほうがよかったんじゃないでしょうか?