強盗と恐喝どちらになりますか？

質問

知的障害者にお金を送れという行為は、抵抗できない状態を利用した強盗になるとおもうのですが、強盗と恐喝どちらになりますか？

回答No.1

chie65536（@chie65535）

＞知的障害者にお金を送れという行為は、抵抗できない状態を利用した強盗になるとおもうのですが

なりません。

刑法
（強盗）
第236条
１　暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
２　前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

「暴行又は脅迫を用いて」いないので、強盗罪は成立しません。

暴行とは「他人のからだに暴力を加えること。また、粗暴な行い。」と定義されています。

脅迫とは「他人を恐れさせる目的で、害悪を加える意思を示すこと。おどし。」と定義されています。

＞強盗と恐喝どちらになりますか？

どちらにもなりません。

（恐喝）
第249条
１　人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
２　前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

恐喝とは「おどしつけること。また、おどして金品をゆすりとること。」と定義されているので「お金を送れ」と「お願い」する行為は、恐喝には当たりません。

「お金を送る必要が無いのに、お金を送れと『お願い』をして、お金を送らせたのであれば「詐欺罪」が成立します。