社会保障費が大幅削減され福祉が破壊されたた理由
イギリスのサッチャー元首相が死亡して、イギリス国王や政府幹部、
外国政府の元大統領・首相級の人などが参列して盛大な葬儀が行われましたが、
サッチャー元首相の死を歓喜して祝福してる国民も多数いるそうです。
その理由は、サッチャー元首相が在任中に社会保障費の大幅削減をして、
社会保障や福祉や医療が破壊され、経済が疲弊し、失業率が激増し、
国民の貧困化が進み、社会の悪化や国力の低下が進み、国民の命や健康や福祉にとって
百害あって一利なしの政策と評価されているからだそうです。
ところがサッチャー元首相は保守党の党首として3回の選挙で多数派を獲得し、
20世紀以後では最長の11年6か月も首相を務めたそうです。
サッチャー元首相の政策は、レーガン大統領やブッシュ大統領も模倣し、
イギリスと同じように社会保障や福祉や医療が破壊され、経済が疲弊し、
失業率が激増し、国民の貧困化が進み、社会の悪化や国力の低下が進みましたが、
レーガン大統領もブッシュ大統領も再選され8年の任期を務めています。
日本でも中曽根首相や小泉首相がサッチャー元首相の政策を模倣し、
イギリスと同じように社会保障や福祉や医療が破壊され、経済が疲弊し、
失業率が激増し、国民の貧困化が進み、社会の悪化や国力の低下が進みましたが、
中曽根首相は衆議院2回参議院2回の選挙で多数派を獲得して首相を5年勉め、
小泉首相も衆議院2回参議院2回の選挙で多数派を獲得して首相を5年5か月勉めました。
質問1
死んだら国民が歓喜し祝福されるような社会保障費大幅削減という、
国民の命や健康や福祉にとって百害あって一利なしの政策を推進した政治家が、
3回~4回の選挙で多数派を獲得して5年~11年も首相を務めたり、
再選されて8年も大統領を務めることができたのか、原因が不明です?
新聞やテレビの報道で社会保障費の大幅削減政策が隠されていて、
国民が気付かなかったのですか?
それとも社会保障費を大幅削減しても、社会保障や福祉や医療が破壊され、
経済の疲弊や国民の貧困化が進むとは思はなかったということですか?
質問2
サッチャー首相、レーガン大統領、ブッシュ大統領、中曽根首相、小泉首相が
推進した政策はその後、少なくとも就任前の社会保障程度には是正されましたか?
それとも、経済が疲弊したので昔の社会保障や福祉は回復できていないのですか?
質問3
イギリスでもアメリカでも日本でも、サッチャー首相、レーガン大統領、
中曽根首相が就任する前の、70年代が最も安定した社会だった、
国民の命や健康や社会保障や福祉や人権が最も守られていた時代だったそうですが、
今後は70年代の状況に回復することはできますか?