浄土真宗大谷派(お東様)門徒の者です。
同じ浄土真宗の顕如の子の相続争い(長男対三男)で誕生したお寺、一派(本願寺派対大谷派)ですので、教義にたいした違いはないものと思っています。
顕如が没したとき(秀吉の時代)、長男の教如が一時相続したのですが、顕如夫人が「顕如は3男の准如に譲り状を書いていた」と秀吉に直訴し、秀吉が准如を正当としたため、後に家康の助け(分割して統治せよ政策)で教如が建てたのが東本願寺だということになっています。
顕如夫人といい、春日局といい、女性は怒らせると恐いです。
現代になり、東本願寺も宗教法人として「浄土真宗」を名乗りたかったが、すでに西本願寺が浄土真宗名で届け出ていたため、受付を拒否され、ヤムを得ず「真宗大谷派」で届け出たのだった、と記憶しています。
変わらないと書きましたが、ただお経の読み方等には若干の違いがあるらしく、うちのお寺はもちろん大谷派ですが「もしかしたら本願寺派のお経が正しいかもしれない」と口走ったことがあります。
(^_^;\(^O^ )
お経なんて知らない我々門徒に分かる違いは、葬儀の時のお香の上げ方(大谷派2回対本願寺派1回)、仏飯の上げ方(大谷派円柱対半球)の違いくらいと、仏具や仏壇の屋根が大谷派2層対本願寺派1層かくらいかと思います。
ちなみに、浄土真宗ではお香は「頂く」動作をせずにくべます。理由は「別段、お香は有り難い品物でもなんでもないから」らしいです。
また、葬儀後も塩を撒いたりしません。
お礼
こんな晩(おそ)い時間で在るにも関わりませず、たいへん勉強に為るお話尽くめで、【さすがは世界の京都を代表なさる巨大宗派の一翼】だなあと、素直に感心させられました。 どうすれば阿弥陀さまに救済して戴けるのでしょう? 御法礼はたっぷりさせて戴く所存です。 とにかく、どうも有り難う御座いました。 感謝の念で一杯です。 では、失礼させて戴きます。