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「まるっと 」??
最近では 「丸っと 」などという表現も 普通に使われています。 実際には語源もよく分からず使ってる人が大半のようですが、 ネット辞典で調べると 『「丸と」の転』 のような内容でした。 「丸と」?? こんな言葉が元々存在していたのでしょうか? どなたか教えて頂きたいです。よろしくお願いします!
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「日本国語大辞典」では、方言として「丸と」という言葉が見出しにあり、同類の言葉として次の言葉が子見出しになっていました。 「まるっとお」・「まあると」・「まるど」・「まるっと」・「まるって」・「まっと」・「まるって」・「まるうっと」・「まるまるっと」・「まりと・まりっと」 意味は①まるごと、②全部。全体。そっくり、③全然。まったく・まるで。とあります。分布は煩雑なので逐一個別には挙げませんが、東北地方から九州・四国まで全国にありました。 もともとこのように「丸っと」やこれに類似した言葉が方言として各地で使われていて、戦前の小説にも登場するくらいの下地があったところへ、近年テレビや国会での発言などでもよく使われるようになって、「丸っと」という言葉は急速に共通語化している途上にある、ということではないかと考えます。特に最近では放送局がテレビ番組の名前(の一部)にも「まるっと」「マルっと」などを使うようになり、この影響力は大きいでしょう。
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- staratras
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国会の会議録検索システムで「丸っと」を検索すると20件ありました。 平成17年から令和4年までの衆参両院の本会議・委員会での議員の発言18件と参考人の発言2件です。 このうち平成24年までの最初の3件はいずれも東海地方選出(小選挙区と比例)の議員で、全体でも20件中9件が東海地方選出の議員と参考人でした。東海地方起源説を補強する材料になるかも知れません。 回答者が発見した最も古い用例は以下の小説です。「二重心臓」(夢野久作 初出昭和10年) ○「こうなんですの……きょうは八月の四日、日曜日でしょう。ですから今日から来月の第一土曜、九月の七日の晩まで、丸っと一と月お芝居を休まして、座附の人達の全部を妾に任せて頂きたいんですの。…」 くだけた話し言葉としては戦前から一部では使われていたと見られます。
- 4500rpm
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元々は、愛知県瀬戸市の方言で「全部、まるごと」の意味です。 東海地方では、よく使われるようです。 https://www.weblio.jp/content/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A8 映画『TRICK(トリック)』で仲間由紀恵が演じる主人公・山田奈緒子の決め台詞で使われ、全国的に広がりました。 標準語ではありませんが、そのうち、辞書にも乗るかもしれません。