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「久しぶり」「本気」ついて
「久しぶり」という言葉は辞書には「形容動詞、名詞」と記載されています。 たとえば、 〇久しぶりの再開 ✖ 久しぶりな再開 〇本気の顔 ✖ 本気な顔 〇平和の象徴 ✖ 平和な象徴 形容動詞なのに、どうして「久しぶりな」「本気な」を 使えないのでしょうか。
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以下のとおりお答えします。 >形容動詞なのに、どうして「久しぶりな」「本気な」を 使えないのでしょうか。 ⇒「久しぶり、本気、平和」の各語を名詞として用いるか、形容動詞として用いるかの違いだと思います。 お示しの、「久しぶりの再開」「本気の顔」「平和の象徴」では、「久しぶり、本気、平和」の各語を名詞として用いているので「の」が続きますが、例えば、「久しぶりな様子」「本気な努力」「平和な光景」などではそれらの語を形容動詞として用いている例なので「な」が続きます。 この違いは何に起因するかといいますと、後に続く語の意味との関係で「共起関係(の可能性)」が異なることによるものと考えられます。したがって、場合によっては、語義の如何に従って、どちらを用いてもよいような組み合わせもあり得るはずです。例えば、「久しぶりの/な出社」「本気の/な態度」「平和の/な祭典」などです。
お礼
Nakay702様 とても詳しく教えていただいて本当にありがとうございます。形容動詞の種類によっては、後に続く名詞の種類で変わる、コロケーションの問題ということですね! 勉強になりました。ご回答に感謝申し上げます。