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「~ておる」という謙譲語について
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敬語の使い方には大変難しいものがあります。 「~ておる」は補助動詞として確かに<謙譲語B(聞き手への敬語)>としての用法がありますが、実はその前に付く本動詞の扱いが肝心になります。 「分かる」「知る」には何ら謙譲語性はないので、このように若い部下が年配の上司に返答する語彙としてはややふさわしくないと言えます。 このような場合にはそれ自体に謙譲語性のある「存じる」「承知する」「心得る」などを用いて、「存じております」「承知しております」「心得ております」などと遣います。 また、「おる」の用法には軽い謙譲語Bや軽い丁重語の用法のほかに、各地の方言として、あるいはやや古風で尊大ぎみな老人語として、また目下への軽い卑罵語としての意味合いも生じますから注意が必要です。仮に丁寧語「ます」を付けたとしても、です。 「分かっています」→「分かってます」 「分かっております」→「分かっとります/分かっちょります」
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- kine-ore
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#2です。 >おっしゃったことの用例はありますか?例えば、どんな場合が、そのような意味が含まれていますか : 1)中性(書き言葉) 目下、南方海上に台風が発生しており、… 2)方言(西日本地方) そこに兄がおったので、… 田中さんは今おられますか。 3)軽い卑罵語 酒ばかり飲みおって、何の役にも立たん奴だ。 4)やや尊大な言い方 担当役員はおらんのか。わしは社長室におるからすぐ呼んで来い。
- f272
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(若い人が上司に)わかっております。 こんな用例を真似してはいけません。上司に対して失礼な言い方です。#2さんの言うように,「存じております」「承知しております」「心得ております」などと言ってください。 「おる」というのは丁重語に分類されています。自分側の行為・ものごとなどを,話や文章の相手に対して丁重に述べるものです。 それから「~ておる」という言い方はしません。かならず「ます」を伴って「~ております」のように使います。「~ておる」というのは尊大語としての使い方です。年配者が使うイメージですね。 年齢が上がるにつれて、「~ておる」の使用はますます頻繫になる。 というのは本当かどうかあやしい。どんな年齢の人でもそう言う発言をすべき状況であれば使うだろうと思う。
>「~ておる」というのは謙譲語の文型の一つ、年齢が上がるにつれて、「~ておる」の使用はますます頻繫になる。 概ね正しいと思います。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
>日本語勉強中です。 読書で見た話ですけど、直訳すれば 「~ておる」というのは謙譲語の文型の一つ、年齢が上がるにつれて、「~ておる」の使用はますます頻繫になる。 というようになります。 文中の観点は正しいですか? ⇒はい、正しいと思います。 「分かっています」よりは「分かっております」の方がより丁寧な謙譲文ですし、年配者ほど「~ている」より「~ておる」を多用する度合いが高くなる、ということもほぼ確実です。
補足
回答いただいて、ありがとうございます。 気になることはありますけど、 >各地の方言として、あるいはやや古風で尊大ぎみな老人語として、また目下への軽い卑罵語としての意味合いも生じますから注意が必要です。仮に丁寧語「ます」を付けたとしても、です。 「分かっています」→「分かってます」 「分かっております」→「分かっとります/分かっちょります」 おっしゃったことの用例はありますか?例えば、どんな場合が、そのような意味が含まれていますか